二日目は鴨川から外房の海沿いに南に下り、西側に回って内房方向に回りました。房総半島を囲む海は太平洋ですが、外房の海は水平線の向こうには何もなく果てしなく行ったところ、はるか離れたところはすでに海外。海もより広がっているうえに、波も全体的に大胆で荒々しく、スケールの大きさを感じました。
休憩場所はできるだけ海が見渡せて景色のいい所。先端で灯台のあるところときたらまさに期待通り望み通り。房総半島南部はそのような期待に応えてくれそうなところが何か所かあります。南端の南房総市白浜町にある、野島岬、そしてその頂上にある野島埼灯台がまず挙げられるでしょう。千葉県および関東地方(伊豆諸島・小笠原諸島を除く)の最南端で、野島埼灯台は太平洋から東京湾に入る重要な航路を移動する船舶に情報提供を行っています。この灯台を建設した人は横須賀製鉄所雇フランス人首長フランソワ・レオンス・ヴェルニー氏です。なんと横須賀港に面したバラで有名なヴェルニー公園のヴェルニー氏です。
美しき野島埼灯台です。
房総半島最南端の地と書かれた碑が近くに立っています。
そして灯台の上から見た岬の美しいこと海の雄大なこと。
海に突き出ていて岬らしい形です。
房総半島最南端の岩がしっかり見えます。
灯台から降りて岬の上を歩いてみました。
ごつごつした岩が見えます。
ごつごつした岩に波が激しくぶつかり水しぶきを上げています。
岩の向こう側にはとてもじゃありませんが行けません。このような海が大好きな私としてはうれしくてたまらなかったのですが。
岩の向こうには行けなくても、ありがたいことに登れる岩があったので登ってみました。そうしたらごうごうという波の激しい音がダイレクトに聴こえてきました。
なんと美しく、豪快な海なのでしょう。
岩の上に南房総白浜サンライズポイントと書かれたしるしが立っていました。日の出の美しい所なのですね!
野島埼灯台から西に内房方面へと向かい、さらに北西方向に向かう通りから見える海は見違えるように青くて美しいです。
そしてその途中に洲崎という岬があり、その岬に建てられた洲埼灯台に行ってきました。三浦半島の剱埼灯台とともに浦賀水道の入り口として重要な役割を果たしているそうです。残念ながら中には入れませんでしたが、美しい景色を楽しむことができました。
洲埼灯台です。
灯台周辺の風景。穏やかな海が美しいです。
白い花が咲いています。なんの花でしょうか?
こんな海をずっと見ていたら心も広くなれそうです。
そして上を見ると行先を示す灯台が再び見えました。
心に太陽を持て、という有名な言葉がありましたが、心に灯台を持て、と思わずつぶやきたくなりました。
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