先月の今頃はいにしえの演奏家の演奏を聴くのにわくわくしているという記事を書きました。今もそうなのですが、先月書かなかったピアニストでかなり気に入っているピアニストがいました。クリフォード・カーゾン(というイギリスのピアニストで、1977年にナイトに列せられたピアニストです。彼のこと、実はこの夏まで知らなかったのです。しかしtwitterでモーツァルトの演奏に定評があるピアニストとして名前が挙がっていて、興味を持ち始め、イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団による演奏のモーツァルトピアノ協奏曲23番、24番のCDを購入して聴いたところ、柔らかく流れるように自然な演奏に心惹かれました。こんなに素敵な音色のピアニストなのに今まで知らなかったことがちょっと残念で、でも知ることができて本当に良かったと思えるピアニストでした。かなりの録音を残しているものの、録音嫌いだったとWikiにはありましたが。。。私はまだまだカーゾンの音楽を知っているとは言えず、もっと聴きたいと思っているのですが、素敵な動画があったので貼り付けようと思います。
カーゾンは作曲家としても有名なベンジャミン・ブリテンの指揮のもとでも演奏しています。以下の動画にあるモーツァルトのピアノ協奏曲第27番K.595第2楽章の天にも登ったような透明感あふれる音楽には次の言葉が出ません。
シューベルトの即興曲Op.90 D.899の第3番変ト長調です。曲の輪郭をしっかりとらえた上に溢れんばかりの歌心。
他にも動画がいくつかあり、中には本人の手の動きもうかがえるものもありましたが、埋め込みによる共有ができないものが多かったのでここまでにしておきます。もっと聴きたいと思われた方はで検索してご覧になってみてください。
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