神戸で、カリグラフィーの作品展があり、私も受講生なので、作品を出展。
会場は、異人館通りへ向かう、坂道の一角にあるギャラリーで、抜群のロケーション! ああ、この坂へ来たのも、何年ぶりか……お洒落な建物やレストランがあちこちあり、すっかり気分が上がること間違いなし。
私が、いつも食事をする「にしむら珈琲店」も、ここはツタの絡んだ煉瓦の洋館で、とっても雰囲気があるのであります。
「GALLRY 北野坂」というところで、作品展はあるのだけれど、当番のため、会場に入ったとたん、「わあ」と思ってしまいました。皆さんの作品が、レベル高い!
う~ん、凄いなア…。 教室を主宰している清水裕子先生の、レターカッティング作品は、西洋では、墓石の墓碑銘を彫るのに使われるなど、技術と伝承がずっと伝えられていたものですが、彫られた文字のすばらしさもさることながら、薔薇色がかった大理石や黒い石など、使われる素材の石の美しさもほれぼれしてしまうほど。
私の写本装飾作品は…もう少し上達したいですね。 世界的カリグラファーであるヘルマン・ツアップの作品集が閲覧できるコーナーも、特別に設けられていて、端麗な字を味わうこともできるのです。
出展作品の説明にも、使われる紙が、「木炭紙」、「ファブリアーノ・ローマ」「出雲わら画仙紙」と説明書きがされ、紙の質感をとくと見るのも勉強に。
当番が終わった2時半ごろ、一緒に来た母が一足先に向かった神戸大丸に行き、無事合流。ああ、月に一回こちらに来ているといっても、目的地までをまっすぐ往復するだけなので、このデパートを歩くのも、何年ぶりか。 いろんなデパートがありますが、神戸大丸は、「旧居留地38番地」とか、往来に面した野外カフェなどがあり、もっとも好きな所です。
母も、「やっぱり都会はいいわねえ」とうれしそう。もっとのんびりしたかったのだけど、ノエルが心配で、夕飯のお弁当や父用の野菜を買って、早めの帰宅とあいなったのであります。