ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

色塗りです

2015-12-07 21:11:45 | カリグラフィー+写本装飾

上の写真は、写本装飾の先生に頂いた一筆箋。先生とカリグラファーの河南美和子さんが、個人で持っている昔の写本のコレクションを一筆箋にデザインしたのだそう。もちろん、こんなレアなもの、市販はされていませんから、貴重なグッズ!
11月の写本装飾教室でやった彩色。先々月は、体調不良で休んだので、これが2か月ぶりの教室でした。


人物の衣装のドレープをできるだけ忠実に再現する色塗りと、顔の彩色(これは、途中まで)。写本装飾とは、中世の写本にある文字の本文(これが、カリグラフィー部分ですね)とは別にある細密画の部分。根気はいるのですが、イコンがそうであったように、基本は「塗り絵」。だから、絵の素養のない私でも、なんとかついていけるのだと思います。



 


 






           
コメント (1)

ありがとう!

2015-11-24 17:35:01 | カリグラフィー+写本装飾

っても、素敵なカードです。
実は、これカリグラフィー仲間のSさんから頂いたのですが、教室をやめるという時になって、こんな素晴らしいカードを頂けるなんて、思ってもみませんでした。 文字は、ドイツの歴史的書体フラクチャー体でピシッと決め、周囲は黒・グレーをきかせた優雅な花たちが縁取り……う~ん、よけいなデコレーションはなく、それでいて大人の品格が漂うカードですね。
おまけに、すべて直筆!  10年もカリグラフィーをやってきましたが、直筆で書かれたカードを頂いたのは、数度しかないなあ――。


中には、丁寧なお手紙が入っていて、読むとこちらの胸にも、Sさんの暖かい言葉が沁みとおってくるよう。近頃、こんなにうれしかったことってありません!


本当に、ありがとうございました。Merci



コメント (1)

作品展のこと

2015-11-19 20:41:02 | カリグラフィー+写本装飾

今日は、カリグラフィー教室展の初日なのです。

私が、店番じゃなかった、当番をするのも、今日。柔らかな照明のふりそそぐギャラリーの中で、カリグラフィー作品がきれいに行列しています。
う~ん、あまり綺麗に撮れてないいんだけど……この日のために、教室生たちが一丸となって、懸命に制作した力作がならんでおります。一枚の書道作品でも、仕上げるのはなかなか大変なんです…。


でも、やっぱり先生の作品は圧巻! また、例によって綺麗に写真が撮れていないのですが、青い夜空の下、丘の上に並ぶ木々の真上には、一つ一つ星が光り、浮き上がるように制作された羊たちが、ふうわりと夜空に舞いあがる絵――カリグラフィー部分の金文字は余白に書かれ、まるで一冊の美しい絵本のページを繰っているようであります。

こんな表現の仕方のカリグラフィーもあるのですね。カリグラファーの作品でも、「字はうまいけれど、なんだかのっぺりしているなあ」とふらちにも(?)考えることのあった私。 でも、これは、魅力的で、見ていると、何だかイタリアはトスカーナあたりの丘陵と飛ぶ羊の映像さえ、浮かびそう。


赤い花のアレンジメントも、会場を彩ってくれてます。ちょっと、秋の終りを感じさせる肌寒い日、先生の優しく穏やかな人柄をしみじみ感じながら、太陽がななめにかしいでいくまでを過ごしたのでありました。
 

 
コメント

間にあう?

2015-11-14 10:38:08 | カリグラフィー+写本装飾

昨日も、ノエルの伝染病の予防注射へ行ったり、来月のコンサートのDMを印刷などしていて、バタバタ。

来週から、カリグラフィー教室の作品展があって、販売用のカードを作ってくれるよう頼まれているのに、まだ何にも手についてない…こんなことで良いのか!?

でも、カリグラフィーを始めて、今年で10年。「もう、潮時だな」と思っていたこともあり、今年限りでカリグラフィー教室(先生は、途中でかわったけれど)もやめることに。

カリグラフィーとは、手書きのアルファベットで「心を伝えること」。ぬくもりのあるカードが作れたら、いいね。写真は、原料(?)のタント紙であります。
コメント

久しぶりに

2015-10-25 20:57:11 | カリグラフィー+写本装飾

フランドルの飾り文字を作成し、小さな額に入れる。

Dの文字の中に、スミレの花の飾りが。ロンバルディックと呼ばれる文字は赤で彩色され、そこに細密筆で白のガッシュを使い、独特の紋様を描くのだ。

歴史的に、こうした飾り文字は金の外、赤や青で描かれることが多いのだけれど、私は赤が好き。

後は、小さなマットを縁に入れるか…だなあ。
コメント (1)

机の向こうは・・・

2015-10-03 19:51:23 | カリグラフィー+写本装飾

部屋の左の窓のそばには、カリグラフィーをする作業台を置いてます(と、いっても、気がむいた時にするだけで、パソコンの机に向かっている方が、すっと長いんですけど…)。

窓から、秋のやわらかな日ざしがふりそそいできて、部屋にいるだけで、ふんわりとした心地に。
フツーの風景がひろがる「単なる窓」にすぎないのですが、夜になると、すこし離れた住宅街やお店に明かりがともって、夜の中に光が咲いたようできれいです。


それにしても、この机、ずいぶんいたんでいるなあ~。カリグラフィーは、結構道具がいるので、これくらい広いスペースのある机は使いやすいんですが……。
コメント (1)

静かな時間

2015-09-01 19:08:28 | カリグラフィー+写本装飾

出かけようとしたところ、すごい雷雨(あとで、えっ?と驚くお天気になったけど)になり、暗い空が広がったので、お部屋で文字を書く練習。
これは、ルタンダ体。主に、南ヨーロッパで、書かれた書体です。

それが終わった後、関西の写本教室で宿題になっていた、細密画の顔と洋服の部分を3つずつ、紙にトレース。
もとの細密画は、
 これ。
完成した暁には、こんな風にきれいにできれば、いいのだけど…。
コメント

カード作り

2015-08-12 21:42:36 | カリグラフィー+写本装飾

先月末、サンキューカードを作りました。テディベアが抱いている赤いマーメイド紙のカードは、ローマンキャピタル体とカッパープレート体を使ったもの。
真ん中にヒマワリの花のイラストを描きましたが、ちょっと赤の紙が夏らしくないですね…。

時間がある時、また別のカードを作って遊ぼうと思います。
コメント (1)

結婚、おめでとう!

2015-06-12 11:01:01 | カリグラフィー+写本装飾

頼まれていた、結婚のお祝いのメッセージを書いた作品2枚が完成。
一方は、平筆で、花の模様を文字にからませたもの。もう一方は、ゴシック体に紋章の装飾をほどこしたものです。
紋章のところの、金箔が綺麗に貼れて、やれやれなのですが、遅れてごめんなさい。これにメッセージの英文の翻訳を書いたカードをつけくわえておきます。
Bさん、好みではないかもしれませんが…これで許しくださいませ。
コメント

やり直し!

2015-05-31 17:41:12 | カリグラフィー+写本装飾
昨日、芦屋の教室に行って、写本装飾の勉強。3月、4月と休講だったので、この教室も3カ月ぶり。
この日は、ダイヤパーという市松模様みたいな、飾りを彩色したのだけど、金箔がうまく貼れなくて、全体に繊細な仕上がりになっておりませぬ。
う~ん、これじゃいけない。また、やり直さねば!金箔を貼るのは、何度もジェッソを攪拌しなければ、中央に溝ができたり、とかなり難しい。まるで、生き物の赤ん坊を相手にするような慎重さが必要なんである。
それから、これは日本国内では手に入らないと思っていた左利き用ミッチェルのペン先を大量に購入したもの。何と、北海道に、こんなマニアックな品ぞろえの文具会社があったのだ。そして、この写真は、おまけのプレゼントにと同封されてあったポズトカード。スゴーク大きなキツネとそれにくるまれて眠る女の子のイラスト。ユニークで、とっても面白い!(シッポが太くて、暖かそうなのがいい)。いかにも、北の国から届いた絵ハガキという感じで、とても気に入ってます。雪の降りしきる寒い日、大きなキツネに包まれて眠るなんて、まるで幻想的な童話のよう。
   
コメント