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38°38′N 42°49′E / 38.633°N 42.817°E
所在地 |
トルコ |
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面積 |
12,500 km2 |
周囲長 |
430 km |
最大水深 |
285 m |
平均水深 |
451 m |
貯水量 |
607 km3 |
水面の標高 |
1,640 m |
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尚、面積は琵琶湖の18.7倍、周囲長
は1.8倍、平均水深は10.9倍、貯水量
は22倍、標高差は1,556m。淡水では
なく塩水湖。西部側の湖の水深は、
タトワンとアフラト南の北東部より
400㍍深い。湖東部と間の水深はさら
に浅く約250㍍の水深となる。また、
湖の水は強アルカリ(pHが 9.7から
9.8)水で豊富な炭酸ナトリウムを蒸
発させ塩や石鹸などに利用してきた 。
タトワン、オズワルド近くの湖の水
位は現代も大きく変化している。
1980年代初めの調査では、18,000年
前から現在より72㍍高く、9,500年
前により300㍍低下し、将来的には
動は、湖の水位は再び上昇すると予
測されている。1990年代の間に少な
くとも3㍍上昇し、2004年の直前の
10年間で2㍍上昇した。さらに、ヴ
ァン湖は、周囲の平原や谷からの流
入堆積物の堆積と時折近くの火山の
噴火による火山灰の堆積層は400㍍と
推定される。
【ノアの方舟とジャノの湖】
ヴァン湖(ワン湖とも。トルコ語で
Van Golu)は、トルコ共和国最大の
湖。アナトリア東部、イランとの国
境付近に位置する。塩水湖。周囲の
山々から流に注ぐ小さな川はいくつ
かあるが、流れ出る川はない。
インジケファリというニシンの一種
が獲れる。湖の東岸にヴァンの町が
ある。また北西にはシュプハン山が、
南側には南東高原が連なる。
ヴァン湖沿岸には、ウラルトゥ王国
(紀元前9世紀-紀元前6世紀)の首都
トゥシパがあった。ヴァン湖内のア
クダマル(Akdamar)島には、10世紀
に建てられたアルメニア教会の教会
堂の遺跡がある。また、東岸のヴァ
ンには1970年代にイランからの鉄道
が開通している。ヴァン湖には鉄道
連絡船が就航しており、湖の東岸で
あるヴァンと対岸のタトヴァンの間
を結んでいる。
湖には古くはオスマン時代(17世紀)
にエヴリア・チェレビ(旅行作家)
が書物に記した怪獣伝説があり199
5年前後から再び「怪獣」ジャノ(
ジャナワール?)の目撃情報が寄せ
られるている。
2009年06月15日 15時00分
「NMR トルコ・ヴァン湖の巨大UMAに新たな説浮上」
※http://www.crc-japan.com/research/jano/index.html
【エピソードⅡ】
『旧約聖書』にでてくるノアの箱舟
が大洪水の後、流れ着いたとされる
山と目されて、12世紀以降にヨーロ
ッパ人により命名された。聖書考古
学上では『創世記』記者の意図した
「アララトの山々(複数形)」はウ
ラルトゥの山々の意味、現在のアル
メニア高地のどこかの事と考えられ
ているにもかかわらず、現在のアラ
ラト山頂から見つかった古い時代の
木の化石や、航空写真から見出だし
た方形の船の跡らしいものをノアの
箱舟の痕跡だとし、ノアの箱舟伝説
が実証されたと主張する人もいる。
ノアの方舟がたどり着いたところは
今のアララト山(標高5.165m)の山
頂、あるいは山腹だと記されている。
またアララト山にノアの方舟の痕跡
を見たと証言する者たちが、昔から
今に至るまで多い。複数の調査によ
ると、氷河に閉ざされていた影の長
さは120~130m、残骸から切り取った
とされる木材を年代測定したところ、
およそ、紀元前3000年~5000年だと
される一方で、米国の大学では、お
よそ1200年前~1400年前という。そ
の材質はオーク材で『聖書』の「ゴ
フェルの木」は、一般に「イトスギ」
と訳されているが、実は「ホワイト
オーク」だとする見解もあり、この
近辺1000km四方に、ホワイトオーク
が古来から存在しないため、遠い過
去の時点で、大量にその地帯に持ち
込まれた材質とされる。
ノアの洪水は『聖書』研究者など多
くの見解では、西暦前2370年(紀元
前3000年ころとも)に起こったとさ
れているが、大洪水説は様々だが「
エトナ火山噴火説」も取り上げられ
ている。火山噴火による長期的な気
象変動がその理由だが、そこにアラ
ラト山が絡む程の影響力を現代科学
が映像化できれば気象変動予測に貢
献でのではないか。
脚注及びリンク集
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(1)「世界の大湖沼」
(2)「世界湖沼会議」、財団法人 国際湖
沼環境委員会
(3)「世界の湖と琵琶湖」
(4)「JMAファン」