この12月で、ブログを始めて丸11年になりました。編集画面の「記事一覧」のところを見ると、きょうのブログは、1,627回目になるそうです。11年間やってきて「塵も積もれば山となる」とはよく言ったものだと実感しています。
これを始める2年前に、自分にとって最初のブログを立ち上げたのですが(今は削除済み)、後から述べますが、いろいろなことがあり、気分を新たにするためにこのブログを始めました。気まぐれな自分のことですから、たぶん長続きしないだろうと思っていました。そして実際にやめようと思ったことも何度かありましたが、その都度いろんな方々から心温まる励ましのコメントやメールをいただき、今日まで続けることができました。本当に、感謝の気持ちで一杯です。
当初、このブログは「日はまた昇る」というタイトルでした。そもそもこのブログを立ち上げた理由と言うのが、タイトルと関係していまして…
この時、つまり11年前の2007年(平成19年)は、8月に近大病院で心房細動のカテーテル手術を受けたのですが、若い医師たちの未熟さからか、失敗に終わり、失意の日々が始まりました。そして多分そのストレスから来たものと思われますが、翌9月に耳鳴りが発症したのです。以来、心房細動は相変わらず出るわ、耳鳴りは24時間ジーンとアタマの奥で大きな音を響かせているわで、それまで人一倍元気だったはずの自分が、一気に谷底に突き落とされたような気分になったのです。
それからというもの、耳鳴りのために夜はろくに眠れず、日中は吐き気やめまいで気分が悪くなったりし、耳鼻科や心療内科、胃腸科、循環器科など、あちらこちらの病院へ行って症状を訴えたのですが、耳鳴りはほとんど相手にしてもらえす、やっとTRT療法というのを始めたのですが、なかなか改善は難しい状態。こうした心身の不快感は、ほとんどの医師からは「神経的なもの」と言われるだけ。仕事に追われながらも、時間があれば、あちこちの病院ばかり行っていました。
そのころから、僕は医者というものをあまり信じなくなりました。
本当に親身になって診てくれる医者っているのか? と思ってます。
8月にカテーテル手術の失敗、9月に耳鳴りの発症と、気分はどん底状態でしたが、何とか集中できるようなものに打ち込めないかと思い、新たなブログを立ち上げたのが11年前の12月だったのです。
で、その「日はまた昇る」というタイトルですが、自分の名前が昇だから、というふうに第一回目の自己紹介の記事には書いていますが、実を言うと、今の落ち込んだ状態が永遠に続くのではないか、という恐れから逃れるためにつけたタイトルでした。
今の気分は夜の暗闇状態だけど、いつかは日は、また必ず昇ってくる。
日はまた昇る…。
ひたすらそれを信じたい、という祈るような気持でつけたタイトルでした。
それから約4年が経った時、タイトルを昔のブログと同じ「僕のほそ道」に変えて、遊び感覚を取り戻そうという気になりました。4年間で、何とか日がまた昇って来た…という意識が、どこかにあったのだと思います。
それ以降、皆さんのお励ましもあり、なんとかブログを続けることができ、今は日課の一つにもなっています。本を読んだり、ウオーキングに出かけたり、ニュースをチェックしたり、昔のことを思い出したりしながら、それらを気の向くまま文章にする、という行為が今はとても楽しいし、さらに、これをどなたかが読んでくださっていると思うと張り合いも出ます。
耳鳴りは、あれから休みなく11年間続いており、相変わらずうるさいし気に障りますが、自分の体の中から出てくるものなので、文句を言って行くところがありませんよね。心房細動(不整脈)も同じで、特に夜中に目が覚めると動悸が乱れている場合が多く、そんなときはごそごそ起き出して薬を飲む、といった生活が今も続いています。…というような悩みも、ここに書くことでストレスの解消になっているのは確かですよね。
そんなことで、これからも、このブログは元気でいる限り続けたいです。
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ところで、全然関係ない話ですが、実は昨晩、えらいことが起きました。
寝ていてベッドから落ちたのです。あれだけ激しく落ちたのは初めてです(痛かったわ~!)。そのことを、ちょっと書いておきます。
僕は耳鳴りのせいか夜も熟睡できなくて、眠りが浅く、毎晩いろいろとわけのわからない夢を見ます。だから寝ていても、起きているのやら寝ているのやらわからんという状態が多いのです。物忘れが激しくなった最近は、目が覚めた瞬間だけどんな夢かを覚えているのですが、10秒ぐらい経ったらもう忘れてしまいます(笑)。
しかし、昨日の夢はよく覚えています。
どこかの広場で野球をしているのです。僕は外野を守っていて、そこへボールが飛んできました。浅いフライだったので、それを補給しようと全力で走り、グローブを差し出しながらボールに向かって突撃したのです。それはもう、思い切り、全身を激しく揺らせて疾走しました。そこで…
ドターン! とベッドから床に落ちたのです。
ゴン! と頭を打って「いててて!」と、目が覚め、右の肩と右の膝にも痛みを感じました。
あ、夢だったのか? うぅ、ビックリした。しかし痛い。夢の中で全速力で走りながら、実際に体も動いてベッドから飛び出し、落ちてしまったのです。布団も半分だけ、床にズリ落ちていました。
床に横たわったまま、寝ぼけ半分でまず頭は大丈夫なことを確認し、そのあと肩と膝をなでながら、またベッドに這い上がりました。
昨夜はそんなことがあったのです。まったく、何が起きるのやらわかりませんね。
こうしてパソコンを打っている今も、打撲した右の肩が痛いです。
最近、体のいろんなところにトラブルが起こります。幸いにも一過性のものが多いので、まだ救いですが、ベッドから落ちるなんてねぇ。本当にトホホなハプニングでした。
ひょっとして、あれから11年経った今も、まだ日は昇っていないのか? と思ったりしてしまいますわ(笑)。
まぁ、たとえ昇っていなくても、そのうちまた昇るやろ、と思わないとね~
このブログのタイトルも「そのうち日はまた昇るやろ」に変えますか?
わけのわからんタイトルですけどね。