前回のイザナミの話は、日本神話に出てくる話からだと思われます。
ご存知ない方のために、簡単にお伝えします。
🌟天地開闢において神世七代の最後にイザナギとともに生まれた。
イザナギとは夫婦となり、オノゴロ島におりたち、国産み・神産みにおいてイザナギとの間に日本国土を形づくる多数の子をもうける。
その中には淡路島・隠岐島からはじめやがて日本列島を生み、更に山・海など森羅万象の神々を生んだ。
火の神軻遇突智(迦具土神・カグツチ)を産んだために陰部に火傷を負って病に臥せのちに亡くなるが、その際にも尿や糞や吐瀉物から神々を生んだ。
そして、カグツチはイザナギに殺された。
死後、イザナミは自分に逢いに黄泉国までやってきたイザナギに腐敗した死体(自分)を見られたことに恥をかかされたと大いに怒り、恐怖で逃げるイザナギを追いかける。
しかし、黄泉国と葦原中津国(地上)の間の黄泉路において葦原中国とつながっている黄泉比良坂(よもつひらさか)で、イザナミに対してイザナギが大岩で道を塞ぎ会えなくしてしまう。
イザナミは閉ざされた大岩の向こうの夫にむかって「愛しい人よ、こんなひどいことをするなら私は1日に1000の人間を殺すでしょう」と叫ぶ。
イザナギは「愛しい人よ、それなら私は産屋を建てて1日に1500の子どもを産ませよう」と返した。そしてイザナミとイザナギは離縁した。
そして、イザナギがイザナミから逃げる時に、桃を投げ付けたので、助かったという話があります。
その時、道端に桃の樹があり、その樹の下に隠れて桃の実を採って投げつけると、雷公は退走していった。
これが、桃を用いて鬼を避ける由縁であると記されている。
だから、「桃」を用意するように言われたのですね。
Iさんは、1日目に泊まったホテルに近い美馬市穴吹町にある伊射奈美(いざなみ)神社に行くと言っていて、何か欲しい物はあるかと聞かれたので、朝食後に、イザナミに聞いてみました。
イザナミです。
伊射奈美神社に行きますが、何か欲しい物はありますか?
行ってくれるのなら、酒よりも水をお願いします。
瀬戸内海の淡路島のイザナギ神社に来てくれたのは、Sさんですか?
はい。そうです。
イザナギが言っていました。
私達は、元に戻って「カタスクニ」に行こうとしています。
利他の心でありがとうございます。
Sさんは、今回の旅で先に四国に向かっていたので、淡路島の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)に、お参りをしてから来ていました。
それをイザナミが言っていたのですね。
その後に話してきたのは、藤原不比等(ふひと)でした。
藤原不比等だ。
昨日は、母のところへ帰れて良かったよ。
今は、神になろうとしてみるよ。
私の思いが伝わって本当に嬉しい。
ミミさんは、やっぱり不比等様に関係していたのですか?
ミミコは、母の生まれ変わりだよ。
ミミさんは、また衝撃を受けていました。
でも、そう思うと今回のミミさんの状態はなんだか理解は出来ますね。
志渡の真珠島のことも、ミミさんがいなければ始まらない話でしたし。
ミミさんは、子供の時に水が怖かったのに、潜水してみたら、スゴく深く潜れてビックリしたことを話していました。
海女さんの魂だったからでしょうか。
と、いうことで目的地は伊射奈美神社になったのですが、「和の宿ホテル祖谷温泉」から、割りとすぐ近くにある「祖谷渓の小便小僧の像」に寄りました。
この像は、1968年に作られた物だそうですが、子供達がここで度胸試しをしていたかららしいです。
また、山道をうねうねと走って目的地に近づいた時に、前を走っていたIさんが花屋さんのところで停まりました。
イザナミさんに花を持って行くためでした。
伊射奈美神社は、吉野川の近くにありました。
Iさんは、この神社に着いて、イザナミのことを思って感極まったのか涙を流していました。
続きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます