我が家の4月は激動の月のようです。
4月12日は父の死亡日、4月15日が義父の死亡日、4月16日は結婚記念日で父の葬儀、平成11年4月の統一地方選挙では、急遽挑戦した首長選挙で敗北し、その後の人生を大きく狂わすことになりました。


一重のやまぶき
首長選挙に敗北後、これからの進むべき道を模索し、混沌とした日々を送っていた数年。
ある年、田圃の作業をしながら、そういえば・・今日は結婚記念日・・・。
でも、無職無収入では、何も贈ってやることも出来ないなぁ・・・。
ふと思い出しました。
浪人中、お金の要らない山を散策することが多かったのですが、そのとき「一重のやまぶき」が山一面に咲いているところに出会い、一重の「やまぶき」が好きだと言っていた家内の言葉を思い出しました。
急遽、そうだぁ・・「やまぶき」を贈ろう・・と、田の仕事をほりっ放しやまぶき取りに行きました。
移植も出来るよう根のついたやまぶき、花だけのやまぶき、軽トラックの荷台に一杯のやまぶき・・・。
勤めから帰った家内が、これどうしたのと驚いていました。
今日は結婚記念日だけど、ダイヤモンドの指輪も何も買ってやれなくてごめん。
変わりに、以前、好きだと言っていた山吹を取ってきたよ・・。
妻も・・言っている自分も、なんとなく・・切ないやら・・悲しいやら・・涙止まりませんでした。
あれから10年ほど経ちますが、いまだに何も買ってやれません。
今年は、ほとんど一人で6年半介護をしてくれていた父の法要になり、結婚記念日ということもすっかり忘れていました。
その父の寺参りで、宗真寺に行くと、一重のやまぶきが綺麗に咲いており、室内には綺麗に活けてありましたので、昔の結婚記念日の思い出に一人で浸っていました。
惠子、長い間、父の介護ありがとう。
波乱万丈の人生を歩んでいる自分について来てくれて、ありがとう。
感謝しています。
今後何年一緒に過ごせるだろうか解りませんが、よろしくお願いします。