梅木よしてる徒然日記

人生60歳代からが黄金の時代だとか、我が家は黄金の人生??悪戦苦闘の人生ですが、黄金の人生を目指しています。

彼岸!

2012-03-20 19:34:42 | Weblog
今日は彼岸の中日、17日が彼岸の入り23日が彼岸明け、今年は父の新彼岸です。
4月死亡ですので、新盆、年末のみんま、新彼岸、一周忌と亡くなって一年あっという間に過ぎたようです。
沢山の皆さんに彼岸見舞いに訪ねて頂き申し訳ありません。

私の方からも、彼岸見舞いに行かなくてはならなく、今日は絶対家に居ってと申し渡され留守番の一日でした。


『生ある者は必ず死に帰す』

『今日とも知らず 明日とも知らず おくれ先立つ身』
(白骨の御文章)

と説かれれば、
「そりゃ今日明日、死が訪れることだってあるかもしれませんね」
と物わかりのいい答えが返ってきます。

【必ず死ぬ】【それがもしかしたら明日かもしれない】
ということは誰もがうなづくことです。

しかしその答えはあくまでも建前の答え。
実際は【明日死ぬことがある】とは微塵も考えたことがありません。

「明日はある」と思い込んでいるのです。

手帳に予定つけてあれこれ算段している頭に
明日死ぬかもしれない自分であることはまったくの想定外です。

カンカンに「明日がある」と思い込んで何の不安も持ちません。

「明日はある」と思う心は明日になっても、やはり
「明日はある」と思うでしょうし、明後日になっても
「明日はある」の思いは揺るぎません。

どこまでいっても「明日はある」
「明日はある」その信念が揺るぐことはないのですから
「明日はある」と思う心は「永久に死なぬ」と思う心です。

太陽を背に向けてできた自分の影を踏もうと
いくら走っても絶対に踏めないように、【明日生きられる】と思う心は、
翌日もまたそう思う心だから、【永久に死なない】と思っている心です。

必ず死ぬ私が永久に死なないと思っているのですから、
黒い犬を白と思っているほどの間違いです。

人にだまされるのではない。
自分の心にだまされて人生の目的を見誤るのです。