東京ドーム。
そこに、∞に逢うために行く。
それは、半ば憧れでした。
今年は、最初から諦めていて、地元に賭けたツアーだったのに、
全滅の憂き目に会い、
落胆というには重すぎるせつなさを抱えた私たち親子に、差し伸べられた救いの手。
泣けるほど、嬉しかった。
私たち親子を気にとめていてくださる方がいることが。
本当に。
どれだけ感謝しても、感謝しきれないほど。
私たち親子は、一も二もなく、その救いの手にすがりついて、
ありえないほど幸せな時間を過ごすことが出来ました。
広い、広い空間で。
響き渡る、すばるの声を浴びる。
逢いたくて、我慢して。
我慢して、逢いたくて。
他の幾多のeighterと同じように、溢れださんばかりの思いを抱えて。
その日は、やってきました。
レポもセトリもありません。
ここからは、ただ、私の、すばるへの思いだけ、です。
オープニングナンバーが響き渡る場内。
浮かび上がるシルエット。
降り立った彼らから聞こえる第一声。
歌いだしのすばるの、声。
待ち望んだその声は、私には、少しだけ“重く”感じた。
かすれてるわけでもない、
音がずれてるわけでもない、
声が出てないわけでも、透らないわけでもない。
ただ、言いようのなく“重たい”感触。
あれは、なんだったんだろう。
始まりの、その歌いだしだけ、のことだったんだけど。
あとはそれまでのすばると変わらない、
すばるのテンションそのままを絞り出す歌声だった。
ドーム、という場所のせいだったのかな。
音響のせいだったのかな。
あの一瞬に詰め込んだ私の思いが重すぎた、のかな。
ああ、きっと、そうなんだろうな。
いつも、私は素直じゃないから。
時間軸に沿って話を進められないのが、申し訳ないけれど。
目を閉じると、強烈に残っているのは、すばるの横顔。
ロマネの時、私たちのすぐ近くでトロッコが止まった。
彼は、小さく近くの席に手を振って、こちら側をまんべんなく見渡した。
彼の視界に、私の姿もウチワも入ったはずだと思う。
そしてそのまま、
彼は目をそらすように、そのままこちらを見なかった。
私はずっと、
歌う彼の右側の表情をみつめてた。
あのウチワ、実は、持ってる私も、ほんの少し恥ずかしったりはしたんだよ。
あからさまなおばちゃんが、自分の名前が鈍く光るウチワを手にしてたら、
ちょっと、ひく?かな、と思わなかったこともなくて。
でも、伝えるには、それしかなくて。
そうは言いながらも、結局は、一生懸命、彼に見えるように持っているのが精一杯、ってとこもあって。
あとで、娘から言われたの。
「おかあさん、すぐそばにすばるがいるのに、テンション低ぅッ!」って。
すばるの目にも、ノってねぇな、って伝わったんだとしたら、せつない
言い訳するなら。
それはテンションが低いんじゃなくて、
身動き一つとれない状態だった、っていうのが本音で。
かろうじて、ペンラを持ってた手を小さく振れただけ。
すばるの瞳の中に、一瞬だけ、私が存在したって、思ってもいい?
チラ見王子は、最大のハニカミ君。
ウィンクキラーで、
負けたヤス君がじゃんけんで勝ったすばるへお手紙を読むことになって。
ジュニアの頃に、すばるの家へ遊びに行って、洋服とかをもらって、
それがジャストサイズで、よく着まわしてたこと。
二人でカラオケ行って、最初の2時間が延長延長で結局朝になってて、
楽しかったな、って帰ったこと。
なんでもない日常がヤス君にとっては幸せで拠り所だったこと。
買い物に行ったときに、似合うって言ってくれるくせに、
お店の人に「Sサイズありますか?」って訊けなくて、
ヤス君が代わりに訊いてあげてたこと。
「最近は一緒に買い物も行けてないけど、今は、ちゃんと訊けてますか?」ってヤス君が尋ねた時。
はにかんだ彼が、小さくうなづいた。
あの表情。
ヤス君は、「じゃあ安心します」って返していて。
それを聞いてたら、
「ああ、今は二人で買い物に行くこともないんだなぁ」って、寂しかったり。
でもヤス君は言ったよね。
「普段、仕事とかで会話とかはしなくても、ずっと心の中で繋がっていて、
音楽の活動で、創って行くっていう点では、
似たようなバイブルを持ってやっていけてるなって感じてる」って。
「以心伝心って言葉が一番合うんじゃないか」とも。
「関ジャニ∞のボーカルとして、引っ張っていってくれるのは渋やんだけだと思ってる」
「あなたにはあなたにしかないカリスマ性もあるから、ずっとそれを大切にして」
「殻に閉じこもらんと、のびのびと羽を広げてやってもらえたらな」
「みんなを喜ばせたり泣かせたり楽しませたり、時に歌で悲しませたり」
「グループにとって誰の代わりにもならない大事な人」
「僕にとっても友達としても代わりのいない大事な人」
「これからも、一番とはいわんけどメンバーの中で何番目かに愛してください」
「これからもよろしくね、ありがとう」
ヤス君の言葉の途中から、だんだん、本当に恥ずかしくなってきたすばる。
ちょっと、あごがしゃくれてきて、
どうしていいか分からない状態?の表情が、可愛くて可愛くて。
ウィンクキラーの罰ゲームが、メンバーへのお手紙だってことは、
これまでのネタばれ読んで知ってたけど、
これまでは、ずっと読む方ばかりのすばるの言葉を見てきたから、
読まれる立場になった、彼の表情を見れたのは嬉しかったなぁ。
ヒナちゃんに「すばるが卒業するかのような」とか、
横ちょに「罰ゲームになってへん、めっちゃ楽しそうや」って言われてたヤス君。
「ピロートークみたいやったで」って笑ったのは、あれは忠義だったかしら。
ヤス君のあの優しさがすばるのそばにあったから、
すばるが救われるようなことも、たくさんあったんだろうなあ。
どんなことがあっても、
決して手を離そうとしなかった彼らだから、
今、あの大きなステージで輝いていられるんだよね。
先週のレンジャーで、ヒナちゃんが言ってたこと。
今日の新聞記事の中にも、ちゃんとあった。
eightとeighterと、互いを思いやるなら、互いに上を目指すなら、
いけないことはいけない、と言いあえる関係じゃないといけない。
言い合うだけじゃなくて、
どうすればいいかを伝えあえる関係じゃないといけない。
つかず、離れず、保つ距離が重要になって来る。
グループとして、でっかくなればなるほど。
彼らのそばには、eighterとして胸張れる人間がいてほしい。
一昨日・昨日のライブ終わり、
楽しいこと嬉しいことのつぶやきも多かったけど、
それに混じって、
残念を絵にかいたような様子のこともつぶやかれてた。
ここから先、同じ間違いをする人が、増えないように。
私自身も、気を引き締めて。
すばるを見てると、いつも、仲間の存在の大きさに思いがいく。
その仲間の内の片隅に、eighterとして、私も存在出来ていたら、いいなぁ。
なんだか中途半端な言葉を連ねちゃったけど。
まだ、書きたいこともあって。
でも一旦、切ります。
此処まででも、結構長いと思うので。
もっと簡潔に、
伝えたいことを伝えられる言葉紡ぎになりたいなぁ。
続きは、もしかしたら、明日の名古屋の感想と取り混ぜになっちゃうかもしれません。
よろしかったら、その時にも、お付き合いください。