安倍首相が外遊前に谷垣自民党幹事長と会い、山口公明党代表とも会った。これが衆院の年内解散の風が吹く切っ掛けになったようだ。9日読売が年内解散を報じたが民主党の枝野辺りは安倍の応援紙だからと軽く受け流して取り合わなかった。これが10日夕刊、11日、12日と各紙が年内解散を報じ始めた。12月2日公示、14日投開票が有力で次が9日公示、21日投開票の案。今国会は開会早々小渕、松島両女性大臣の芝居観賞とウチワが問題になって辞任した。これで勢い付いた民主党以下の野党が、お次はと江渡防衛相、西川農水相の政治資金が問題だと、これらを追及して安倍政権を窮地に立たせようと奮闘努力、法案審議などそっちのけ、入れ替わり立ち替わり質問したが、ネタ元が週刊誌の受け売り、これでは追及も尻切れトンボ。ただ法案審議を遅延させる効果が出ただけ法案成立が数える程だ。野党議員殿、本来の職務を忘れて刑事ゴッコでは困る。7~9日に行った読売の世論調査の結果では内閣支持率41%に対して、民主党は7%維新の党は1%と低迷している。各野党は選挙協力して与党に立ち向かう前に複数の党が党内事情を抱えている。基本的な主義主張が食い違っていては大同団結も、夢のまた夢。主要各党の衆院小選挙区の候補者数(読売)自民党278人、公明党9人、民主党133人、維新の党67人、次世代の党25人、みんなの党7人、生活の党28人、社民党2人で全部合わせても262人だ。民主党海江田10日の記者会見で「どうぞ解散をやって下さい。正々堂々と受けて立ちます」と誠に威勢が良くて頼もしい限りだが、悲しいかな虚勢を張っているに過ぎない。この海江田センセイ自身は選挙にからっきし弱い。前回は弱った与謝野に勝ったが、その前は地方区で落ちて比例復活のゾンビ議員だった。12月の総選挙となれば文字通りの『師走選挙』。センセイ方が走る、ハシル。当選すれば盆と正月が一緒に来たようなものだ。落ちれば惨めな『師走坊主』と相成る。あァ~師走の寒風が身に沁みる。12月14日は赤穂義士討ち入りの日だ。写真は横浜港夜景。