テレビ朝日の女性記者進優子が福田淳一財務次官にセクハラされたと「週刊新潮」が特集した。ソレッまた財務省の次官だと、欣喜雀躍、調子付いたテレビや新聞が、蜂の巣を突いたような大騒ぎして番組、紙面作りに勤しんでいる。日米会談や米朝会談はソッチノケ、セクハラの方が余程重大な問題のようだ。いかれたマスコミの連中は世間の常識からはかなりずれている。安倍一強に切歯扼腕していた弱小野党が、この時とばかり束になって国会では審議拒否のサボタージュ、議事堂の周りを女議員どもと悠木道義が喪服姿で『#MeToo』のビラを翳してデモ騒ぎ、恥も外聞もない。こっちもオツムのネジが1本抜けているようだ。一方自民党では総裁選に色気満々の石破茂、総務相野田聖子が早速便乗、テレビカメラにご立派な御託宣だ。
野党が罷免を要求していた次官は、さっさと辞任してしまったが、辞任を要求されている麻生財務相は突っ撥ねている、強気な麻生だ、意地でも辞めないだろう。そもそも『くのいちお色気忍法』を武器に官僚に近付き特ダネを物にしようとする女性記者もいるし、これを利用するメディアの上司もいる。次官はハニートラップに掛かった犠牲者かも知れぬ。表面だけでどちらが加害者か被害者かは判らない。
テレビ朝日は会見で(1)1年半ほど前から取材目的で、女性記者が福田次官と1対1で会食をしていた。(2)そのたびにセクハラ発言があったため身を守る目的で録音を開始。(3)上司にセクハラの事実を報じるべきだと相談したが、女性記者の二次被害を懸念して実現せず。(4)社会的責任の重い立場によるセクハラ行為が表に出なければ、今後も同様の被害は黙認されるという思いから「週刊新潮」に録音の一部を提供。と説明している。『危険な思い』で1年半も恋人のように2人で会食するだろうか。かなり親しい関係だから、時には羽目を外した会話もあろう。時々、リークなど特ダネを得ていたから長続きした。『危険な思い』は取って付けた形容詞に過ぎない。この記者は週刊誌にネタを無料で提供したのか、それともどのような取引があったのか。まさか次の選挙に立民から立候補じゃないだろうな。写真はつつじ、しゃくなげ