国民民主党代表玉木雄一郎が自由党代表小沢一郎と会談し、両党が合併するか統一会派結成を目指す方向で大筋合意したとマスコミが報じている。国民党は12日の党大会で今年の統一地方選と参院選を『党の正念場』と位置づけ2019年度の活動方針を採択したばかりだがこれという処方箋は見つかっていない。連合の神津会長は「認知度が上がらない状況は非常に残念」と嘆き節、連合幹部は「このままでは参院選比例選で支援候補のうち、1.2人しか当選出来ない」とお先真っ暗な現状を吐露。何せ政党支持率1%前後を行き来している体たらくだ。これまた政党支持率限りなく0%に近い自由党の参院4人に国民会派23人を合わせれば27人となって憎き枝野の立憲民主党会派の25人を抜き野党第一会派になれるとソロバンはじいた玉木、衆院の敵を参院で討つ、江戸の敵を長崎で討つの類だ。
40代で角栄、金丸の虎の威を借りて剛腕、辣腕を揮い自民党内を肩で風を切っていた小沢。新生党、新進党と新党を創っては壊し、民主党内を掻き回した打ち壊し屋だ。小沢の自由気ままの振る舞いに嫌気がさした側近、仲間、子分は疾うに小沢を見捨てて去っていった。今や森裕子3期、山本太郎1期、青木愛2期、木戸口英司1期4人、まるで麻雀卓だね。
思案投げ首、万事休してお手あげの玉木にそっと耳打ちした小沢が合併話を持ち掛けた、渡りに船と玉木は飛び付いたのが今回の合流話だ。合流した暁には小沢を幹事長などのポストに起用し、夏の参議院選挙に向けて手腕を発揮してもらいたいと考えているそうだ。夢見る乙女だね、新年早々笑わせてくれる。
馬齢を重ね、寄る年波に勝てず、老醜をさらしている小沢には嘗ての勢いはない。人材なし金なし、のないない尽くしでは、さすがの小沢も腕の揮いようがない。小沢の口車に乗った玉木の行動は”貧すれば鈍する”との表現がピッタリだろう。自由党の掲げる「原発ゼロ」には、立民党内では反対意見が根強く、党内をまとめられるかが焦点というが、最近の野党 の離合集散は己の議席の為なら”選挙公約、政党”など眼中に無い。