無知の切り口上レンホウVS引責辞任居士前原

生来の目立ちがり屋の日台ハーフのレンホウがクラリオンガールに応募、1位になったので、クラリオンのキャンギャルになれたのが1988年だ。2位ではなれなかった。セミヌード、水着のお色気で活躍、グラビア写真集も出した。その後司会、キャスターに転進、名前が売れるとお決まりの政界進出コース。民主党の人寄せパンダ・キャラクターに使われていたレンホウ、カンカラ総理が行政刷新大臣にしたから、堪らない。公開して行った『事業仕分け』では相手に言い訳もさせず権力を振りかざして、ぶった切った。スーパーコンピューター開発の予算削減で「世界一になる理由は何かあるんでしょうか？2位じゃダメなんでしょうか？」と無知を曝け出して、世間の物笑いになった。『2位ではダメでしょうか？』が流行り言葉になった。その程度のレンホウだが、その人気に肖りたいと選挙に弱い議員連20名以上集めて推薦人にして代表選にさっさと一番に名乗り出た。”豚も煽てりゃ木に登る”オノレには能力があると、すっかり勘違いしてその気になったレンホウ頗る鼻息が荒い、外国特派員協会での会見で「岡田代表が大好きです。ただ1年半一緒にいて、本当につまらない男だと思います。人間はユニークが大事です。私にはそれがあると思います」と遠慮会釈もない、フランケン岡田も見縊られたものだ、それでもめげずに支持するそうだ。レンホウ支持はノダイコグループ10人、岡田、安住など現執行部連、赤松旧社会党20人、旧民社10人と優勢。これに対抗して出馬を決意した前原誠司は、頼みの綱だった細野豪志モナ、レンホウの秋波にコロリとやられて、寝返ってしまった。これが祟って20人の推薦人集めにも苦労する体たらく。前原は2006年の代表選で菅を破って代表になった。衆院予算委で永田寿康が自民党幹事長武部勤の失脚を狙って、ライブドア堀江メールを取り上げたが偽メールと発覚、前原は代表続投を宣言したが、野田佳彦が国対委員長を引責辞任、結局前原も代表辞任に追い込まれた。当の永田は議員辞職、自殺した。鳩山内閣で国交相になった途端、マニフェストにあるからと闇雲に八ッ場ダム、川辺川ダムの中止させた。菅内閣の外相だった2010年尖閣諸島周辺で中国漁船が巡視船に体当たりして巡視船は小破、海保が命懸けで逮捕した中国人船長を那覇地検の判断で釈放したと発表したが事実は官房長官の仙谷由人と外相前原が、責任逃れに釈放させたのが真実だ。その後前原は在日韓国人から長年献金を受け取っていたのが発覚、外相を引責辞任した。こう見ると前原は議員生活は長く、役職の経歴もあるものの、その殆どにケチが付き途中の引責辞任が多い。これと取り上げる功績はゼロだ。旧維新の党23人と数は多いが殆どは選挙にからきし弱いので民主党に三行半を突き付けて人気のある維新の橋下傘下に入ったが分裂騒ぎで、恥知らずにも古巣の民主党に舞い戻った。この際なるべく高く売ろうと洞ヶ峠を極め込んでいる。レンホウはこれを誘い込もうと江田に会っては秋波を送っている。新聞はレンホウ対前原を『清新VS実績』とお世辞一杯に書いているが、事実は『無知の切り口上VS引責辞任居士』の戦いだ。都知事選とリオオリンピックに隠れて影が薄くなった民進党代表選、今や”愛される共産党”との腐れ縁は岡田が食し美味が忘れられず、約束してしまったので切るに切れない。民進党は沈み行く夕日を浴びて赤くなって赤旗に染まっていき、民心は離れて行く。所詮民進党内のコップの中の争いに過ぎない。天下の大勢に影響はない。