曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ヤマト2199のアレが悪趣味すぎる件

2013-06-03 22:13:42 | テレビ・映画
ヤマト2199を毎週見ている。第1話は見逃したけど。

オリジナルというか、かつてのヤマトも映画版中心にだいたい一通りは見た。が、特に熱心なファンではない。今回は、話題になってるから見てるという程度。

2199は、現代の視点で再構築したといえばいいのか、成熟したアニメ製作の技術が投入されているというか、今風な作りをしている。 SFとして説得力のあるものにするため、かつてのヤマトの矛盾点や稚拙な点を丁寧に洗いだし、設定を少しいじったり、話を少し変えたりしている。筋書きを大きく変えずに。

アクションシーン(CG?)が軽いという意見があるようだが、見慣れてくるとそうでもない。物理法則をよく考えて動かしているように見える。話数が進んで、作る方もこなれてきたのかもしれない。

昔のガミラス軍はデスラーとその他という感じで、単なる敵の集団だったが、2199ではシュルツだのゼーリッツだのと、提督級は個性や人物の背景が設定されている。

戦闘も、単なる撃ち合いではなく、反射させて死角から狙うとか、何かしら捻っている。戦闘以外にも、第9話のような考え込ませる系SF短編みたいなエピソードもあったりする。

だが、すべてをぶち壊してるのが女性隊員の制服。男性の制服は普通、というか、昔のを踏襲してるのに、どうして女性隊員のは身体の線が分かるような(まるでエヴァのプラグスーツみたいな)ものなんだ?

もちろん、そういうのが好きな連中を釣るためだろう。実に下品だ。そういうのを求める方も、作る方も。

別にフェミニズムとか、そういうんじゃないぞ。デザイン的に明らかに浮くのを承知で下心丸出しの服を着せて喜んでるのが気持ち悪いって言ってんの。

相変わらずサンタクロースみたいな沖田艦長と、やたら乳房を強調したウエットスーツみたいなのを着た美少女が同じ画面にいると、物凄く変。目眩がしてくる。


森雪は前からウェットスーツっぽい服だったような気がするけど、全員それってやりすぎでしょ。

森雪以外の美人隊員を入れるのはいいが、もう少しやりかたがあっただろう。沖田や佐渡や徳川のキャラデザは変えられないんだから、そういう昭和の人物および服装と混在しても違和感のないデザインにしなよ。

萌えるのが狙いのヤマトがありだとしても、その萌えさせるテクニックとしても稚拙なんだよなあ。ほとんど男性と変わらない制服だったけど、皆セイラさんには萌えたでしょう? 色気ってのは巨乳娘の身体の線とかじゃないんだよ。

一応最後まで見るつもりだけど、これから相当面白くしてくれないと、女性隊員の悪趣味な制服が艦内で浮いているという一点のみにおいて、ヤマト2199に高い評価を与えるわけにはいかない。

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