曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ニコンD7100+Ai Nikkor 105mm F2.5Sで撮影した桜の写真

2014-04-10 23:47:11 | 写真
先週、ニコンD7100にAiニッコール105mm F2.5Sというマニュアルフォーカスレンズだけをつけて桜などを撮影してきた。

この105mmはピントリングのトルクがなめらかで、お気に入りの一つ。だが、購入して間もなくデジタルカメラ時代になってしまったため、ニコンF3では満足に活躍できてなかった。ニコンD70でも使えたが、うちのD70は持病の「CHR FORエラー」のせいで稼働率が低く、今回D7100の導入でようやく活躍の場を得た。

ニッコール千夜一夜物語~ベストセラー中望遠レンズ~第五夜 AI Nikkor 105mm F2.5

上記サイトの光学設計図で見てもお分かりのように、現代のものと比べてレンズの構成枚数が少ない。たったの4群5枚である。今売ってるAFニッコールで似たレンズを探すと85mm F1.8だが、手振れ補正が入ってなくて9群9枚である。これで手振れ補正用の駆動レンズ機構が入ると枚数は増えるわけで、今この105mmのようなレンズはなかなかないと思う。

光はレンズに入る時と出るときに反射によってロスする。たとえば反射一回で1%の光(=映像情報)が失われるとすると、9枚レンズなら撮像素子に到達するときは18%も減っている。反射を抑えるためにコーティングするわけだし、今のナノクリスタルコーティングなんかは限りなく損失がゼロなんだろうけど、基本的に構成枚数は少ないほうがいいのである。少ないほうが、たぶんボケもきれいだし。

と偉そうに言っておきながらなんだが、実際に撮った写真を見ると、ボケは結構うるさいね…。

DXフォーマットのD7100に装着すると、105mmは157.5mmになる。散歩しながらのスナップで、ちょっと遠くのアレだけを中心にした写真を撮ろう、なんて時にちょうどいい画角だ。ほんとはFXフォーマットで105mmのまま撮りたいけどね…。

ボケはそんなでもないけど、ピントが来ているところの解像感はさすがだと思う。最新デジタル一眼レフにつけても普通に通用するマニュアルフォーカス・オールドレンズだといえよう。


F5.6まで絞ってるが、被写界深度がまだまだ浅い。


これもF5.6まで絞ってる。


これは絞り開放で撮影。桜じゃないかも。


これも絞り開放。ちなみに、4枚ともJPEG FINE、Lサイズ(6000x4000)で撮ったものをフォトショップで1500x1000にリサイズしただけ。それ以上は何もいじっていない。


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