前回の続きです。
巣鴨の三年目昭和23年は既決組と不起訴組がはっきりして、東條英機の死を覚悟した後ろ姿は現役の頃のイラツキもなく冷静であったらしい。昭和二十三年十二月二十三日東條英機らは処刑され、不起訴組は翌日のクリスマスイブに釈放となった。どこでこの見せしめ裁判の有罪と不起訴の線を引くかは推移があったように窺える。当初は満州のニキ、三スケを追求していた連合国側も、結局は開戦を決定した政府大 . . . 本文を読む
プラチナ(白金)地金の販売量は1705キログラムと前年同期比66%減った。16年は円建て金とプラチナの価格差が1グラム当たり1000円近くまで広がり、割安感から販売が大きく増えた。今年1~3月は価格差が縮まり値ごろ感が薄れた。一方、買い取り量は1727キログラムと前年同期の2.6倍に増えた。 . . . 本文を読む
戦後は昭和の妖怪などと言われた岸信介だが、合いの手を入れる矢次一夫のほうがよほどの妖怪というか、昭和の政治と官僚機構に関して博覧強記を発揮した対談となっている。回想録とはちがったジャーナリスティックな質問があふれているのでこちらのほうが読み物としては面白いかもしれない。
矢次の今で言うオタクぶりは、この対談ではほとんど岸は矢次の博覧強記脱線を無視している。社会党に合流しようとしたり、公職追放解除 . . . 本文を読む