オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第4回「厳選・源泉温泉 神代温泉」

2008年07月19日 | 厳選・源泉温泉
今回の「厳選・源泉温泉」は富山県氷見市にある神代(こうじろ)温泉を紹介します。

金沢から国道8号線で富山方面に進み、高岡北IC方面に向かうように左折し、県道37号線で北上して氷見方面に進みます。・・・ルートは複雑ですので事前に調べて行く方が安全です。・・・標識も少ないので、初めて行かれる方は「山の中」にあるため、道が合っているのか心配になります。・・・

町を外れ2キロほど山道を上がっていくと看板が見えてきます。・・・

道は舗装されていますが、車2台がやっとの道幅です・・・対向車も人影もほとんど見かけません・・・こういう道を進んでいると期待で胸が高まります。・・・・・・さらに上がって行くと左手にポツんと一軒だけ建物が見えてきます。(意識しないと通り過ぎてしまいます。)

ありました、これが「神代温泉」です。

前回、来た時は「休業」だったので今回も不安でした。・・・
案の定、今日も開館しているが宿の人の反応もなく、諦めかけたその時・・・奥から主人が出てきて入浴OKでした。(この手の温泉は、平日は湯を抜いている事が多いんてす)

温泉発祥の由来には、仙人や上人が発見したとか動物が傷を癒したなど「伝説」がついているものがありますが、この「神代温泉」はもっとリアル(現実的)ですよ。
1950年、石油会社が油田を掘り当てようとして掘削して、湧き出したのが石油ではなく「温泉」だったのです・・・。これが、「神代温泉」の始まりです。
全盛期には宿の周りにパチンコ店や食堂などあり、廊下まで人が寝ていたほど「温泉地」として栄えていたいたそうですが、今ではその面影もなく、山の中でひっそりと営業しています。(温泉好きが来るだけかな?)

風情ある扉を開けて中に足を踏み入れると・・・・



これまた「林道温泉」同様に「昭和」にタイムスリップしたかのようです。・・・
そこにいると、当時の様子が目の前に浮かんでくるかの様な錯覚に陥ります。・・・
お風呂場はこの奥、突き当たりを左折した所にあります。(入湯料 500円)



これが「神代温泉」の浴室です。
初めに目に飛び込んでくるのは赤茶色のお湯の色です。
これまた「秘湯」にヒットした感じでしょ
泉質は「含炭酸鉄強塩化泉」 噴出量は毎分120リッター、噴出温度52度のお湯が200m離れた浴槽に注がれて適温になります。そして、そのまま掛け流しで使用されています。



お湯は年季の入った鉄の配管から勢い良く流れています。
写真でもわかるように、色は最初「無色透明」ですが、空気中に放出されると「酸化」され「赤茶色」に変化します。 そんなお湯が惜しみもなく24時間流され続けています。





湯に浸かってみると、想像した以上に癖もなく滑らかで、すぐに体が温まります。(塩泉の特徴)冬場は最高ですね~ 味は、鉄分が強く、かなり塩辛いです・・・。
浴槽の淵や浴室の至ところに赤茶色の成分が付着していて、温泉の成分の強さを感じることができます。湯船に「タオル」を入れることは、温泉通の中ではタブーなのですが、タオルにお湯を染み込ませただけで、茶色に染まってしまいます。

2枚目の写真でも確認できるように、お湯が循環(再利用)されることなく掛け流されています。・・・その溝にも赤茶色の温泉成分が付着しています。
それと、写真ではお湯の色が混濁しているので解りにくいのですが、手前から向こう側は水深が一段深くなってますから注意が必要です。

お湯に浸かっているとお湯の匂い(鉄分の匂い)と刺激で、全身の疲れが汗と一緒に流れていきそうです。・・・貸切状態だったので、1時間ほど一人で独占してました。そして、風呂上りは恒例の汗が止まりません状態に・・・

(注)塩泉ですので、入浴後は海水浴に行った後のように体がベタベタします。気持ち悪い方は洗い場のシャワーで洗い流して下さい。
北陸では塩泉は多いのですが、こんな色のお湯は珍しいですよ、探しても行く価値はありますので一度行って見て体験してみて下さい。・・・おすすめです

・・・・・・・・・と、ここまでだと、どこにでもある「温泉紹介」ですが、ここからが「オチャサイズの厳選・源泉温泉」の本領発揮です。・・・

「オチャサイズ・ポイント」  この風呂場はもちろん男女別にありますが、その「仕切り」はとても仕切りとは思えないほど「お粗末」な物です。・・・ご覧下さい・・・


「うぉ~」

そうなんです、男湯と女湯の仕切りが低いのです。(1.7mほど)浴槽にいたっては何と簾で区切られます。・・・その隙間からは向こう側がまる見えなんです。(手前が男湯で、奥が女湯です)
今回は一人でしたが、女性の方は勇気がいるかもしれません・・・
こんな温泉も秘湯ならではですね・・・

そんな温泉に感動?しながら、湯上がり温泉成分表を見ていた時のことでした。
・・・この温泉の成分に驚く効能があったのです。・・・



わかりましたか・・・? あえて説明はしません・・・何を言いたいかは想像にまかせますが・・・
この温泉は「男性」にとって(いろんな意味で・・・)ありがたい温泉かもしれませんね・・・

神代では、石油は発掘されなかったけど、今に至るまでこんな素晴らしい温泉が湧いています。・・・男性のみなさん一度体験してみてはいかかですか・・・?(キモト)

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