「式年遷宮」とは、社殿を造り替える20年に一度の大祭です。
その記念すべき年のお伊勢さんは、4宮目にしてようやく伊勢神宮の中心部へと入ってきました。
ここまで来ると、やっぱ 普段と比べて人が多いわ。
ここ「豊受大神宮」は、伊勢神宮の 「外宮」 と呼ばれ 豊受大御神 (とようけおおみかみ)をお祀りしています。
神宮参拝の手順としては、まず「外宮」から という古来からの習わしがあるので、まずは「豊受大神宮」から訪れます。
う~ん それにしても新しい鳥居はやっぱり気持ちがイイ。
昨年来た時とはやっぱり雰囲気が違いますねぇ・・・ 一礼すると背筋が自然にピンと伸びます。
第一鳥居、第二鳥居をくぐりさらに進むと 手前には建て替える前の「御正殿」が見えてきます。
こうして眺めていると20年の月日の重みがヒシヒシと感じられ、奥にある新しい御正殿が真新しく輝いて見えます。
豊受大神宮「御正殿」 正宮 ここから先は一般の方が足を踏み入れることはできないので この手前での参拝なります。
※ 撮影もこの鳥居の前まで! 警備の方のキビシイ目が光っています。
この「豊受大御神」の「うけ」とは食物のことを指し、食物・穀物を司ることから衣食住、産業の守護神として崇められています。
今年も日本の大地の恵みである、「日本茶」を沢山使わせていただいたので 感謝申し上げてきました。
その御正殿の前にあるのが、この 「三つ石」 です。
「式年遷宮」の時、お祓いをする場所で この石の上に手をかざすと温もりを感じるパワースポットで知られています。
う~ん・・・ スゴイ! 本当に手のひらが 微かにあったかく感じるから不思議です。
そして、「別宮」に向かう石橋が 「亀石」と呼ばれています。
石の形が亀に似ているとこから付いた名前ですが、見れば見るほど「亀」に見えてきます。
「亀石」を渡って右手にあるのが、土地の守り神である 大土乃御祖神 をお祀りしている 「別宮 土宮」が鎮座しています。
その反対側にあるのは、風の神である 級長津彦命 と 級長戸辺命 が祀られている 「別宮 風宮」です。
「土宮」「風宮」を過ぎ、この98段の石階を上がると 「外宮」の中でも第一別宮にあたる「多賀宮」があります。
それにしても、この手すり 表面がツルツルしてとても綺麗な仕上です。
この丁寧さにはちょっと驚き! こんなところでも、「式年遷宮」のスゴさが見て取れます。
豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られている 最も格式の高い「別宮 多賀宮」です。
ここは「御正殿」と同じく 今年「遷宮」によって新しく建て替えたとあって とても素晴らしい・・・
新鮮なエネルギーみたいなものが満ち溢れ とても高貴な感じがします。
訪れたなら必ず参拝することをオススメします。
衣・食・住 生活に欠かすことの出来ない神様がいる「豊受大神宮」(外宮)は、
神々しさもさることながら、何か市場のような賑やかさがあって回っていて いつも楽しくなります。
さて、次はいよいよ伊勢神宮の象徴とも言える「内宮」に向かいますが、時間も遅いので明日の早朝にします。(つづく)