オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

個人【麺】談 蕎麦屋 「登竜門・才次郎」 

2008年05月27日 | 個人【麺】談
車・時計・カメラと何かにつけ、こだわりを持っている人は「蕎麦」にもうるさい方と聞きます・・・ 
「蕎麦」はシンプル(淡白)ゆえに、いかに魅力を引き出すかが蕎麦職人の腕の見せ所です。
そこで今回、紹介するお店は白山市(旧鳥越村)にある蕎麦屋、「登竜門・才次郎」です。 
鳥越村といえば石川県でも有数の蕎麦の産地で国道を走っていると、蕎麦の看板をよく見かけますが、その中でも一番のお気に入りが、この「才次郎」です。

初めて行かれる方は、こんな山の中に蕎麦屋なんて・・・ といった思いになります。 何人かは、間違えて途中にある「違う店」に入る方もいました。 
それでも、不安?と戦いながら山の中を進んで行くと右手にお店????が見えてきます。


じゃ~ん、これが「登竜門・才次郎」です。
土蔵をそのまま店にしているので、暖簾(のれん)がなければ通り過ぎてしまいますので注意が必要です。 
しかし、どうですか? 建物といい、年季の入った暖簾といい、いい雰囲気を出してるでしょ。

店の前に行くと元気な犬が2匹、吠えながら近寄ってきますが、それでも臆することなく店に入って行きましょう。


蔵の中?でなく店内です。 囲炉裏があり中もいい雰囲気を出しています。 
来店日記を見ると遠方からも、かなりの方が来られ人気なのが解ります。(ほとんどが蕎麦マニア)

蕎麦は、その人の顔を見てから主人が茹でだしますので20~30分程時間がかかりますが、 
運がよければ、その間に自家製の「漬物」がサービスで出てきます。  


ここで数々の漬物を食べてきましたが、その中ても絶品(お気に入り)なのが この たくあん です。

保存料など一切使用せず、大根を糠と塩と鷹の爪だけで漬けたいたってシンプルなものですが、抜群な歯ごたえと、どこか懐かしい「素朴な旨さ」があります。
最近はお店でも、こんなまとも漬物は中々お目にかかれませんね。 これとお茶だけでご飯が何杯でも行けそうです。



そして、待つこと20分 これがお待ちかねの「才次郎」の「おろしそば」です。
つゆと大根おろしを 蕎麦の上に直接かけていただきます。  蕎麦粉のみを使用した十割蕎麦。(つなぎなし100%蕎麦粉)
ボソボソせずしっかりそした歯ごたえと十分な喉ごしを味わえます。 
「つゆ」には、裏山から涌いた清水と醤油だけで味付けされており薄口ですが、 
しかし、その「薄口」が蕎麦の旨みをかき消すことなく、純粋に蕎麦の旨みを堪能できます・・・ 「う~ん旨いな」 これぞ蕎麦です。

この石川県近辺にも、まだあまり知られてない面白い所が沢山あるので、これからも順次紹介して行きます。(キモト)
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