誘って釣るに特化した竿を作るにあたり試行錯誤しなければならないのは、実はコレからです。
納得のいくモノにするには、穂先を煮詰めていかなければなりません。
手始めに、一般的な先調子穂先の先端部の寸法を拡大したようなカーブに曲がる穂先を作って試してみました。
随分と瞬発力が鈍ってきた筆者は、咥えたサシエサを離し難そうな、、そこそこストロークのある穂先が有利だと考えた結果です。
昨日は、底より少し上のタナにチヌを見つけられませんでしたので、穂先の良し悪しも確認できませんでした。
穂先を削る前に、、まずは、エサを食べやすい穂先が最良の穂先と考えるコトにしてみました。
動画などを拝見しますと、チヌはエサに近づき口を少しだけ開けて咥えます。
ありきたりの光景ですが、なんとなく疑問に思うコトがでてきました。
色々思いを巡らしているうちに、このありきたりの光景がだんだん不思議に思えてきます。
「何故?チヌはいとも簡単に、確実にエサを咥えるコトが出来るのか・・・??」
筆者がお風呂で、水中に漂う小さなゴミを掴もうとしても簡単には掴めません。
掴もうとすると、逆に逃げるよう離れていきます。
もしもコレが、生きている小エビなら、、なおさらです。
「咥える前に、、もしかして、、、ちょっと吸ってる?」
チヌに聞く訳にもいきませんが、吸っているとしか思えません。
このままでは、いつまでも先に進めそうにありませんので、筆者は「君達、ちょっと吸ってるよね・・・。」と勝手に決めつけて、吸われやすそうな穂先を考えるコトにしたのです。
釣りの技量があれば、どんな穂先でも簡単に釣れると思うのですが、筆者は未熟なクセに、一度気になりだすと変なトコにこだわってしまいます。
「ちょっと吸ってるよね?」という真偽のほども解らない「推測」を素に考えたのが、一般的な先調子の先端の寸法を拡大したようなカーブに曲がる穂先だったのでした。
「への字穂先」は、この手の誘う釣りに向いていますが、風に弱いのが欠点です。
コレからしばらくは、、この大柄な先調子?の変な穂先をチョコット試してみようかと思います。