若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

マイリッツハイス美術館展

2012-09-10 00:39:18 | 日々雑多

全く同じ場所で、同じモノを目にしているのに、ビックリするくらい印象が違うことってあります。

 

先日、話題のマウリッツハイス美術館展に行きました。昼間は入場70分待ち(!)。夕方まで待って20分待ちで入場しましたが、それでも凄い人だかり。とりあえず、世界一有名な少女にだけは会わなくちゃ!と思い、居並ぶ名作を横目に、人並みをヨレヨレと泳いで行きました。少女を最前列で見る列は30分待ちでしたが、「立ち止まらないで下さい!」と係員さんに注意されながら名画を鑑賞するのもアレだよね、と自分に言い訳して(もう待つ元気はなかった)、30分待った方々越しに眺めて、出口へ向かいました。ところが、閉館5分前の出口で、『このまま、再入場できるよ。』と教えてくれた、通行人の方(も、再入場)がいました。入口のお姉さんに尋ねると、「どうぞ。5分しかありませんけど。」と入れてくれました。

 

その5分の贅沢だったこと。「真珠の耳飾りの少女」は、待つことなく最前列で眺めることが出来ましたし、念願だった「シメオンの賛歌」に至っては、その絵が飾ってある部屋自体に私一人きり。立ち去り難い、絵の力のようなものを感じました。

 

運が味方してくれました。こういうラッキーがあると、ちょっとクセになりそう、美術館も。


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