一昨年だったか?ニューイヤーオペラコンサートをTVで観ていて、「なんかカッコいいかも、この人♪」と思ったメゾソプラノの歌手の方のリサイタルに行ってきました。
卒業アルバムの校正作業が済み、印刷やさんだけが頑張っている納品までの期間(要するに2月下旬の平日)は、わたしの休暇です(勝手に決めた)。
「その時期に行かれるコンサート、なんかないかなぁぁ~ふふふぅぅん♪」
と探していたら、お名前を発見。足利からは結構遠いし、時間も割と遅目だったのでどうしたものか?と迷ったのですが、これも何かの縁だろうと、随分前にチケットを購入していました。
ところが、その晩の天気予報は雪。東京の雪は怖いし、帰れない訳にもいかない。追い打ちをかけるように携帯の充電は瀕死(終電検索ができないことを意味する)。席は列のど真ん中だし「どうしよう。休憩時間で帰るべきか……」と迷いながら開演を待ちました。
いざ、休憩時間に入ったとき、「ここで帰る」選択肢は私の中で100%消滅。「どげんかせんといかん」と、瞬時に行動を開始!会場の方に「遠く栃木から来てる。でも何とか最後まで聴きたい。終演の瞬間にダッシュで出られる場所に移動させてもらえないか。会場の隅でいいから何卒!」とお願いしてみました。そうしたら、ものすごく親切に対応・奔走してくださって、2Fの端の空席で最後の曲まで堪能させて頂けました(残念ながらアンコールは断念……悔やまれる!!)。
涙で顔がガビガビになったまま駅まで走って、乗り換えの駅でも走って、必死で電車内に貼ってある路線図で最速の方法を考えて、冷汗かいて……。それでも、「行って良かった、まぢで!」と心の中では満面の笑みでした。