本場所の緊張感とは異なる、「地方巡業」独特の楽しみもいっぱいありました。
両国でも、2時には行って焼き鳥を食べたりお土産を物色したり、白鵬関とのプリクラを撮ったりして過ごしましたが(今回は前夜のパーティで白鵬関とも一緒に写真も撮って頂いちゃったのです。まさかそんな日がくるなんて、夢にも思ってなかったなぁ。このプリクラをいつも手帳にいれて大切に持ち歩いていた過去の私が愛おしいくらいだ!)、今回は早めに席につくと、「公開稽古」を見学することができました。若い格下の力士たちが、幕内の力士の方々の「胸を借りる」シーンは、お相撲本番を上回るような迫力が感じられ、息をのむ場面もたくさんありました。大きな声が出たり、「まだまだ!」と叱られてる(←多分)ような仕草もあったりして。お弁当の箸も止まりがちになり、軽い気持ちで見始めたのに、凝視しちゃいました。 (やっぱりお相撲に行ったら、鶏肉を食べなくっちゃ!)
他にも、チビッコ相撲では、それぞれの力士のまさに「気は優しくて力持ち」な魅力が炸裂したり、土俵入り後に花道を下がるお相撲さんたちが、近くに座る赤ちゃんをひょいっと抱っこして歩いて行ったり、ニコニコが止まらない場面がいっぱいありました。
(4人掛かりで安美錦関に挑戦!やっぱり、あみあみは女子人気がとっても高いみたいでした。花道で筋トレしてたけど、サインと写真攻めがすごかった!)
(大砂嵐関から、栃煌山関にお姫様抱っこリレーされちゃった)
(遠藤関が登場したとき、大砂嵐関がこのスポーツタオルを持って土俵をくるり。会場大ウケでした~)
もうひとつ、私には嬉しかったことが。撮影の準備をしていたとき、呼び出しの拓郎さんが通りかかり、静かにトイレの行列に並ばれました。二代目が、「尚美!関係者以外立ち入り禁止の場所にも、お手洗いがあることをお知らせしておいで。」と、私の背中を押してくれたのです。いつもTVで拝見していた拓郎さんに話しかけご案内すると、「あぁ、どうもありがとうね。」と優しく仰って下さって、その予想通りの穏やかなお人柄にも、大感動したのでした~♪ これぞまさに巡業ならではの体験だなって思って!
23年ぶりだったという足利場所。またいつかやってくるといいな!おらが街のお相撲巡業!!(次回は、「マツモト写真」の名前でも旗を出せる位になれるよう、頑張って働くぞ!)