若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

やさしいが沁みる季節だねぇ

2011-11-25 19:33:23 | 日々雑多

ただいま、金曜日の午後7時半。普通なら絶対家にいない時間なんです。合唱団の練習時間だから。

 

数日前からの風邪っぴき。熱もないし、普通に生活してるんだけど、やっぱり練習に行くとガッツリ歌いたくなって、風邪菌撒き散らしてみんなに迷惑かけちゃうし、と一週間のお楽しみを我慢しました。

 

「ちぇ。つまんないのー。」

と、やる気なさそうに仕事をしていたら(そういう時ってビックリするくらい、はかどらない)、「こんばんはー。」と来客が。

 

合唱団のピアニスト先生が、特製ジンジャーエールの素をわざわざ届けて下さいました。「コレさえ飲めば、風邪なんか一気に治っちゃうんだから!」ということなので、早速紅茶に入れて頂きました(まだ炭酸は止めておきました)。

 

お、なかなか刺激的。これは効きそうだぞ。ありがたいねぇ。

 

冷蔵庫には友人からのお見舞いプリンがわんさか入ってるし、携帯にはやさしい「お大事に」メールが。嬉しいねぇ。泣けちゃうねぇ。こりゃ、治っちゃうよねぇ。優しさが沁みるねぇ。もうすぐ冬だからねぇ。


タイミング

2011-11-24 21:15:28 | 日々雑多

「いつも11月にいらっしゃるお客様にそろそろお電話してみようかなー。お忙しいのかなー。」と、グズグズしていたらもう11月も残り10日。「今夜こそ、必ず電話するぞ!」と思っていた昼間、そのお客様から携帯に着信が。念が通じて、お客様の携帯に私の着信記録が残ったのかと思っちゃいました。

 

去年の今ごろ、「仕事中、手が寒いよー。」とブログに書いたら、親友が指先だけ開いた手袋を送ってきてくれました。今年もそんな季節になってきたので、「また使ってるよ。ありがとー。」とメールをしました。すると、「いま、ホントにおぐちゃんのこと思い出してたんだよ!!」と、ちょっと興奮気味な返信が。運命感じちゃうよね、そういうの。

 

昔、女子連中で恋愛話しするときに、「結構タイミングって大事だよね。」と言い合ったものでした。何だか分からないけど、どうにもタイミングが合わない二人っていて、何となくうまくいかない。しばらくすると、どちらかが疲れてきちゃって、絶対お似合いだと周囲が思っていても終わってしまう・・・といったような。

 

私は二代目とお付き合いし始めたころに、そのタイミングの良さ的なことを、ガッツリ実感したことがあります。これは多分二代目にも話したことないなー。だから、ココに書くのもおかしいから(二代目は私のブログを愛読してます)止めましょう。今度、二代目がいない飲み会でへべれけになったら、誰か若いのをとっ捕まえて、じっくり聞いてもらうことにしよう。

 

 


何故!?

2011-11-22 09:05:15 | 日々雑多

去年の今ごろ、お医者様に、「とにかくこの時期に風邪をひかないように。それによって、アレルギーを誘発してしまうんだからね。」と言われて、ものっすごく気を付けてたのに。


 


ちょっとでも寒いと思ったらぶくぶく着込んで、ビタミンだって摂ってたし、なるべく睡眠もとるようにしてたし、部屋には濡れたタオルを下げておいたし、いつものど飴なめてたし、手洗い・ガラガラうがいも徹底してたし。確かにお腹の具合があんまりよくなかったら食事は少な目だったけど、でも割とちゃんと食べてたつもりだったし。


 


なのに、ある朝起きると、私は風邪をひいている。そして、やけのやんぱちみたいな仕事振りで、不規則不摂生バリバリの二代目はピンピンしている。


 


 


なぜっ?何故~~~!?


 


また去年買い集めたマスク・コレクションを出してきちゃったよ。今日はショッピングセンターでファッションの撮影だから、かわゆく黄色いクマさんのマスクさ。


流星群

2011-11-16 20:13:50 | 日々雑多

18日夜中から明け方、今年のしし座流星群がピークだそうです。

 

10か月間の専業主婦生活を経て、フジカラーの工場(ナント青山にあった)でアルバイトをしたことがあります。いや、その時は「まさか」自分が写真館で働くことになるなんて、夢にも思ってなかったんですが、何となく写真の世界を覗いてみたいな、と思って。まだデジタル出始め、ネガ全盛の時代で、現像・プリントと、ポストカード印刷で大忙しだったその工場は、24時間体制。さすがに私は夜中のシフトはありませんでしたが、休みなしで年末まで突っ走る契約でした。

 

11月のある日。二代目が、「流星群だよ!東京じゃ見えないよ!今夜は足利に帰るよ!」と。ナント!彼の働いていた撮影スタジオは、次の日『流星群の翌日休暇』になるとか(彼の師匠はその日、東名を下って行ったらしい)。アルバイトを終えた私を拾った二代目は一路足利へ。一晩中夜空を眺めて、翌朝青山で降ろされた私は、ヨロヨロとアルバイトに向かったのでした。若かったなー(笑)。

 

で、流星群は見えたのか?

えぇ、えぇ、すっごいのが見れたんです、実は。よく絵に描くようなデッカイやつが。完璧、願い事を3個言い切れちゃうくらい、デッカイやつが。でも見たのは、私だけ。その瞬間、二代目と二代目父は、カメラの機材準備に大忙しで、「うぉーーーー!」という私の雄叫びで飛び出してきましたが、そのデッカイやつの尾っぽの先を見ただけでした。そして、それがその晩の最大級だったのでした。師匠から、「マツモト君!今の見た?すっごかったね!」と電話がかかってきて、激しく凹んでいた二代目と二代目父が面白かったなー(似たもの親子)。

 

明日の夜。頑張って起きててみようかな。高速乗らなくても足利に居るんだしね。スッゴイのが見られるかもしれないしね。


プリンとマフラーの話

2011-11-16 01:09:15 | 日々雑多

プリンとアイスクリームが好きです(だから、プリン・ア・ラ・モードは私にとっては夢のデザート)。最近、胃腸が本調子ではないので、アイスクリームはお休みし、プリンを食べてます。今は、本当にたくさんのプリンを買うことが出来ますが、結構わたしは好みがうるさくて、コンビニで、「よし!ココでは、コレしかない!」と1つに絞ることが割と容易です。まず、マロン味とか、チョコレート味といったフレーバーモノは苦手で、ベリー系のフルーツなどが挿入されているモノもパス。生クリームなどがトッピングされていないことが望ましく、最近主流の「焼き」プリンの表面がちょっと苦手で、カラメル部分がない全体的にクリーム状のものは出来れば避けたい。

・・・要するに、『ぷっちんプリン』だということです。

でも、本当は、究極的に好きなのは、実家の母が作ってくれる「あったかいプリン」です。もう何十年も食べてないなぁ。いつも作ってくれてたボコボコの蒸し鍋は、IHじゃ使えないから、もう一生食べられないのかなぁ、あのプリン(自分で作る選択肢はない)。

 

 

今日、チラシ用撮影に行ったショッピングセンターで。

紳士フロアをうろちょろしていてポスターを眺めながら気付いたのですが、どうやら私は男性が「マフラーをしている」と、「カッコいい」と感じるらしい。おじさまがコートの上に渋いマフラーを掛けていたポスターも、外人イケメンがスーツに紺のマフラーをしていたポスターも、アイドル君がセーターにカラフルなボーダーマフラーをしていたポスターも、「いいなぁ。」と思ったから。もともと私は、『マントをつけた男性』が理想なのですが、なかなか現実に居ないため、その小ちゃいバージョンで、『マフラーをつけた男性』に魅力を感じるのかもしれません。

 

 

以上!今夜、お風呂の中でつらつら考えていたことをブログに書きました。どっちも、読んでいる方々からすれば、「どーでもいいわ!」って事だと思ったので、2本立てで一気に!


お洒落じゃない疑惑

2011-11-14 20:55:55 | 日々雑多

こういうことを妻がブログで書くのもいかがなものかとは思いますけど、二代目はどうやら自分のファッションセンスに自信を持ってる疑惑があります。

 

でも。ご存知の方はご存知ですが、彼は殆ど黒の洋服しか着ません。持ってません。買いません。それは勿論、撮影時は黒い服という常識があるからなのですが(→過去のブログ参照『黒服』)、それにしても今日は飲み会だぞぉ、という時も全身黒だから、夜道で見失ってしまいます。

 

で、更に最近、私が二代目を見る度に、「やっぱりこの人はお洒落番長ではない」と確信するのは、お気に入りの黒のパーカーのファスナーを一番上(首ギリギリ)まで、きっちり締めているからです。どうも、やんちゃ坊主が、「北風に負けないぞ!今日もお外で遊ぶぞ!」と走り出すときみたいな気がして、おかしくてしょうがない。だから、私は、「なんだよ!何笑ってるんだよ!」と怒られながらも、二代目の首周辺を指さして、毎日笑っています。

 

明日もファスナーきっかり閉めて、カッチリ生きてくれ!相棒!


どら焼きとコンサートとあたし

2011-11-13 22:51:10 | 日々雑多

最近では、「カメラマンさーん」と呼ばれても、『誰のことですかい?』と知らんぷりしなくなりました。もうお金を頂いて写真を撮影するようになってから、既に10年弱という月日が経っているのです。いつまでも、「私は元銀行員なんですよ~。プロだなんて、とてもとても~。」と言って許される時期は過ぎたと思っています。

 

でも、慣れません。今でも、自分が写真の出来に『責任を負わなくてはならない』撮影の朝は食べ物がのどを通らない。終了後に、お腹いっぱい食事をすると、必ず胃腸がストライキを起こす。もしかすると、その症状は年を重ねるにつれてキツくなってきているかもしれません。自分にある程度生じてきた自信が、逆に大きなプレッシャーになるのかもしれないなぁ。今年は何だか特にひどいんだ。このままじゃ体力を失うよ!まずいよ、まだ2ヶ月頑張らなきゃならないのに!と思っていました。

 

土曜日の朝。結婚式撮影で会場入りしたところ、1時間早かったことが判明。後から入ることになっていた二代目を待つ間、「せっかく時間が出来たんだから、何か胃に入れなきゃ。このまま夜まで食べられないんだぞ。」と自分に言い聞かせて、駅のコンビニでどら焼きを買いました。ホテルの屋上に上がり、青空を眺めながら、「今日は先生と友だちの大事なコンサートを聴きに行く予定だったのになぁ。お天気いいなぁ。くー。」なんて、ちょっと泣きそうになってどら焼きを無理矢理、咀嚼していました。「でも、それは有難いことなんだぞ。頑張れ、あたし!」なんて内心、カッコつけた矢先・・・

 

 

ホテルの営業の方:「今日は外でお弁当日和ですよねーーー!」

若女将:「あ!すいません!あの!新婦さんの入りが遅れてですね!えっと!すいません!!!!」

ホテルの営業の方:「え?全然いいんですよ。ゆっくりどら焼き食べてくださいねー。」

若女将:「いやー、参ったな。あはは、あはは。」

 

かっこつけるのが、似合わない人生です。とほほ。いっぱい食べて、元気に頑張ります、はい。


会うが効く

2011-11-11 00:06:25 | 日々雑多

銀行時代の先輩が、出張で足利にやってきました。毎年、花火のときは我が家にお泊りしているし、よく東京でも会っているけど、「足利にいる!」と聞くと、とりあえずちょっとでも顔を見ておきたいと思う、そんな存在です。いつも通り、駅のドムドムで待ち合わせして、一杯コーヒーを飲む間だけの短い時間。特に内容の濃い話をするでもなく、相談をするわけでもなく、思い出話をするでもなく、天気のハナシをするでもなく。まるで毎日会っている家族みたいに、昨日今日の出来事の話をして、「じゃー、またねー。」と改札口で見送るだけなのに、なんだかなー、元気になれるから不思議なもんです。

 

明日は金曜日。合唱団の練習日です。と同時に、ある仕事の締切日でもあります。夏からずっと準備を進めてきて、ここ2週間ほどラストスパートをかけていた仕事が、明日の晩で一段落を迎えます。やってくるハードな週末を考えると、明日の夜は10分でも早くお風呂に入って、布団に入って、カラダを休めてやりたい!とも思いますが、やっぱり私は練習に出掛けていくんだろうと思います。勿論、歌をうたいたいんだけど、みんなの顔見て、他愛ない話をして、からかったりからかわれたり、くすぐったりくすぐられたりして、「えへへ~。また来週ね~。」と、ヘラヘラ車に乗り込む時間をあきらめきれなくて。

 

 

どんなに忙しくても、切羽詰っても、顔を見て声を聞けば、「もうちょっと頑張りますかね。」と思える存在の人がいること。それは人生の宝物でしょうねー、やっぱり。


優しさが、じんわり

2011-11-08 07:57:45 | マツモト写真

昨日は、卒業アルバム用の個人写真撮影でした。途中の待ち時間に、ある先生がおいしいコーヒーを運んできて下さいました。暫くすると別の先生が「コーヒーのお供に。」と、チョコレートを持ってきて下さいました。撮影後、校長先生を撮影しにお伺いしたら、冷たい麦茶が用意されていました。学校の先生方って、身近でお会いする機会が多くなると分かりますが、本当にほんっとうにお忙しいのに。ありがたいことです。

 

日曜日の結婚式撮影で。神社での式が済んだら、お嫁さんがお友だちと写真を撮ったりしている間に、親族集合写真に使ったセットを「瞬時に!」片づけなくてはなりません。まさに、鬼の形相で必死になっていたであろう私の横に、運んできた覚えのない機材が。「?」と思っていたら、貸衣装屋さんが、「コレもでしょ?コレもでしょ?」と、どんどん運んできて下さっていました。更に、「コレあげる。爪磨き!爪がピッカピカになるよ!」とご褒美まで。うー、ありがたい。

披露宴後、新郎のお父様が、「あのカメラマンと夫婦なんだって?いいアシスタントを持って、彼は幸せだね。」と、飾ってあったお花を小さなブーケにしてお客様に配っていらしたものを、2つそっと下さいました。・・・じーん。

 

友だちではない人から突然寄せられる優しさっていうのは、じんわり沁みてくるものです。


豪華な休憩時間

2011-11-07 07:00:30 | 音楽(足利市民合唱団)

七五三の撮影が一段落した土曜日の朝。ぼんやり外を眺めていたら、なんだかものすごーく良く知っている人が歩いていました。

「田部井先生!田部井せんせーーー!」

と、指揮者の田部井剛先生を、思いっきり呼び止めてしまいました。振り向かれてから、実は先生は私をそんなにご存知のハズがないことに気付き、ちょっと焦ったけど、「えっと、あの、足利市民合唱団の団員でして、その、写真屋でお邪魔したこともありまして、あの・・・」と、慌てふためいてしまいました。私の友人が、あまりにもファンで、あまりにも田部井先生のハナシばかりしているので、つい、ものすごく親しい人のような気がしちゃって。

 

その晩、足利市民交響楽団を指揮するため、ウチの近所のホテルにお泊りだったという田部井先生に出会ったのも何かの縁!と思って、「仕事進めなきゃなー」と、半分あきらめていたコンサートに、当日券で行ってきました。お店のお客様や、コンサートでお知り合いになった方とかも出演予定だったし、来年の秋はうちの合唱団が定期演奏会に出演させていただく予定もあるので、行きたかったのは山々だったから。

 

足利市民会館の大ホール、3階席最後列のド真ん中に陣取り、周囲には殆ど人がいなかったので(2階席はいっぱいでした)、「おっ!」と感じたときに、カラダが「おっ!」となっても、隣の人にご迷惑をかける心配もなく、「おーーー。」と感じた時に、頭が「おーーー。」とのけぞっても、後ろの人にご迷惑をかける心配もなく。伸び伸びと、堪能させていただきました。やっぱり、オーケストラもいいなぁ。わくわくするんだもんなぁ。

 

日曜日は、本当なら合唱団のみんなと「足利市民音楽祭」で歌うハズだったのですが、仕事で不参加。金曜日の夜は練習を見学しながら、ちょっと「ちぇっ」という気持ちになっていましたが、思いがけず2時間の豪華な休憩時間をいただいて、元気に仕事に励むことが出来ました。音楽祭の方の撮影に行っていた義姉いわく、「足唱、よかったよー。」だそうですので、それもなにより!