友人のお嬢さんが、ピアノのレッスンのあと、上手に弾けなかったと悔し泣きしていたそうです。「上手になる人っていうのは、そういう『想い』を持ってるんだろうな。情熱ってやつだろうな。」と、他人事のように思っていました。「それは、それは、将来が楽しみだねー。」なんて、オトナ目線で。
昨日の合唱団の練習。ラストに全員で合わせる2曲(難曲!)を終え、毎週「うー…ん。なんとも、かんとも……。」と帰路についていましたが、昨夜は終わるなり、悔しさがこみ上げてきました。それは、先週道筋を掴んでいた(はずだった)こと、みんなで「出来るようにしようね。」と影練習して出来ていたこと、気を付けていれば、集中さえしていれば、回避できたミス。そんなことを、先生に指摘されてしまったから。『ふがいない』、それがピッタリの言葉でした。
駐車場でみんなで恒例のお喋りをして(1時間も!)、二代目とラーメン食べに行って(ゴメンなさい)、家に帰ってきて……も、なんだかモヤモヤモヤモヤ。
金曜日の晩は禁止されている『ナオミの舟』(我が家のソファ。合唱の練習後はとても疲れているらしく、舟で寝落ちする確率がバカ高いため、禁止されました)に座り込んで、練習録音を聴きはじめました。「あーあ(…どうせ、すぐ寝てしまうに違いない)。」という二代目の目線をよそに、友だちのポヤっとした顔を凝視したまま2時間、練習をフルで聴きこみ、ちょっと落ち着いて(駄目さ加減に自分なりの納得をして)、一日を終えました。
そして、今。昨夜の悔しさっていうか、怒りに似た感情を思い返して、「あー、友人のお嬢さんみたいな『想い』、私にもカケラ位はあるんだなぁ。」と少し嬉しくなってます。また頑張ろっと♪