友だちのご子息が第一志望だった大学に見事合格!未来に胸を膨らませて、春の準備をしているというニュースが届いた。まるでセカオワの新曲PVの主人公みたいだ、とおばちゃん胸がいっぱいだよ。本当におめでとう。
彼は「やりたいことが全て詰まっている」とその学校を選んで、猛烈に受験勉強を頑張ってきていたそう。18歳という若さでそこまでの明確な目標を見つけていることがすごいなぁ。
そういうとき、もう不惑の40台も後半だというのにふっと思ってしまう。「どうしてみんな見つけられるんだろう、目標」って。「自分に存在する才能を見つけた」り、「自分がとてつもなく好きなものに出会った」り、「何か大きな出来事にあい、使命感を覚えた」りするキッカケがあれば見つけられたんだろう。でも、私はそうじゃなかった。ものすごくフラフラして若いころを生きていた。周囲に影響されまくって、人の意見を自分の考えのように語り、何が自分なのかさっぱり分からなかった。
そしてそれは今も同じで、目の前のことを、あたふたとアップアップになって片づけている、ただそれだけの日々だ。未来計画なんてあったもんじゃない。本当に情けないオトナだなぁ、と自己嫌悪に陥るのもばからしいレベルだと我ながら、思う。
ただ。
私は昔すごくぼんやりと「本を作る仕事をしたい」と思っていたけど、書きたいことが何もなくて作家は目指せないし、短大卒だったから有名編集部にも入れないし、英語を少し勉強したから翻訳って道も考えたけどどうやらそれほど英語も得意じゃないし……とすごく軽く諦めてきた。
でも今わたしは「卒業アルバム」という結構大事な「本を作る仕事」をしているなぁ、とこないだふっと気付いてちょっと嬉しくなった。これって実は結構「夢がかなった」系の状態なんじゃないか?って。
「将来の夢」や「好きなこと」をサイン帖に書くのがとても苦手だった。そういう若い人、きっと今でもいるよなぁ。夢をまっすぐに追うことも、そんな人を全身全霊で応援することも私は何もしていないけど、でもなんとなく「まぁまぁよくやってるよ、自分も」と許す気持ちになってきた。ただただ「目の前のことに一所懸命」、そんなその場しのぎの生き方もアリなのかもしれない。もう人生も半分。必要以上に不安や自己嫌悪ばかり抱えたりせず、「悪くないよ、自分も」と生きてやろう。そんな風に明るく思えてきた。春、だからかな。
冒頭の彼の嬉しい知らせにじーんとし、セカオワのPV見てじーんとしたら、妙に青いことを書きたくなって書き殴りました。以上!
Sekai no owari サザンカのPV
https://www.youtube.com/watch?v=249YdrcCL0Y
映画ー進撃の巨人の 主題歌
映画でのー曲 SO S ♪
私もSOS好きです。彼の伸びやかで美しい声が際立ちますよね。コンサートでアコースティックで聴くと、本当にきれいだなぁと思います。