若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

無意味な罪悪感

2011-09-29 23:30:51 | 日々雑多

ぽやーっとソファに座っていたら、久しぶりに、二代目の仕事場からあの怖い音が聞こえました。緊急地震速報の音です(何故か分かりませんが、同じdocomoの携帯なのに、二代目には来て、私には来ないんです。何か設定するんですか?これ?)。この辺りは大した地震ではありませんでしたが、福島ではまた大きかったようです。怖いだろうな。私たちの想像を超える恐怖感なんだろうな。

 

ソファに座っているときや、布団に寝転がって眠っていないとき、船酔い状態というか、「あれ?揺れてる?」と感じることがよくあります。3月11日の直後もそんなことがありましたが、最近になってまた妙に感じるんです。こんなに遠く離れた場所の私ですらそうなんだから、被災地の人々にはさまざまな後遺症が残っているんだろうな。小さな子どもたちとか、にも。

 

昨日、二代目とショッピングセンターを歩いていて、思わず「豊かだね。」と呟いてしまいました。それは自分で驚くほど、ネガティブな言い方だった気がしました。

 

子どもの頃、アフリカでは今もゴハンが食べられなくて死んでしまう子がいるんだよ、と聞かされて、むやみやたらと罪悪感をおぼえたのと似た感覚。私たちもその豊かな場所に買い物に行くし、その豊かな場所が仕事場でもあるし、そうした経済活動が復興の底力になるんだし、と頭では分かっていても、どうしてもよぎってしまう罪悪感。目の前にあることに真剣に取り組んでいさえすれば許されるのかな?本当に?


万理一空

2011-09-28 11:45:20 | 相撲

遂に、遂に、琴奨菊が大関になったらしい(ウェブニュースで今みた)。「ご贔屓力士とかいるの?」と尋ねられて、「琴奨菊です。」と答える度に、「ふーん・・・(知らないなぁ)」という反応をされてきましたが、これでもう琴ちゃんもすっかり有名人だ!(も・もちろん、相撲界では既に大力士ですが、私の周囲には相撲に興味がある人はほとんど居ないので)。


 


思い返してみれば、今の自他共に認める相撲好きは、琴奨菊のブログから始まったかもしれません(3年前くらいかなー)。偶然、新聞の相撲欄を見ていた私に二代目が、「ふーん、相撲好きなのかー。」と2,3回、からかったことがありました。そのあと、相撲について詳しかったりすると二代目に「ウケる」な、という一心で、相撲情報を追うようになったのでした。で、そのころ、琴奨菊がとても面白いブログを書いていた→「ふーん。」と毎日読んでいた→いつの間にか応援するようになっていた、というわけ(少し前に、師匠から叱られたそうで、そのブログは終わってしまったんですが)。


 


口上は、「どんな努力も目指す先はひとつ」(万理一空)。横綱・・・か、横綱を目指すんだね。がんばれ、琴ちゃん!これからも、応援するよー!


 


おめでと。

2011-09-27 10:18:00 | 音楽(足利市民合唱団)

どうやら少し太ったらしい。秋冬スーツを久しぶりに着て違いを実感。ふむ、お風呂上りのアイスクリームを暫く止めるか・・・と思っていた日曜日の夜。

 

『しっかり者の妹みたいなかわいい友人』の彼氏が、かっこよくキメたらしい。サプライズで婚約指輪かー。やるなー。『永遠に少年』なのかと思っていたら、けじめはビシっとつける武士タイプなのかー。

 

若い人たちが、結婚について真剣に考えたり、悩んだりしているのを見ると、つい自分のことを振り返っちゃいます。あの性格だから、二代目は結構一人で色々考え込んでいたんだろうなーって。私は本当に何も考えてなかったなーって。もし結婚して10年後にこういう生活が待っていると知っていたら、もしかしたら少し悩んだかもしれないな。あのときは、仕事も変えなかったし、二人で東京で暮らしていくつもりだったから、何も大きな変化なんて無い予定だったし。もし、今の生活が待っていると知っていたら、写真という仕事や、若女将という立場にビビって、今の幸せを逃していたのかもしれないなって。ま、結局あのときナンダカンダ色々考えたって、15年後の今の生活をわかったハズないし、面白いな、人生って、意外と。

 

なーんて話すといつも二代目には、「ま、歴史に『もしも』は無いけどね。」と、あっさりかわされちゃうんですけどね。

 

 

そんな訳で、日曜日の夜、とても嬉しくなってしまった私は、「ねー、乾杯しに行こ~!お祝いしよー!」と二代目とピザを食べに出掛けてしまいました。23時のピザ・・・、お風呂上りのアイスクリームなんて目じゃない強烈さ!だけどね、お祝いですから。


歌詞と年齢

2011-09-24 12:16:07 | 音楽(足利市民合唱団)

昨日の練習中、自分でちょっと驚いたことが。

 

いま練習している組曲『旅』、実は高校生のとき、隣の男子校と合同で歌ったことがあります(その男子校出身の先生が、「僕ね~、この曲、高校生のとき歌ったことあるんだよねー。」と言っていたなぁ。もしかして、気付かなかっただけで、一緒に歌っていたかな!?※)。

 

で、昨日ピアノの伴奏がついて、4声で合わせてみたとき、高校生のときと最終曲の印象が、違っているんです。で、歌詞を読み返してみたら、

『・・・心の傷を くりかえし 撫でるとも』

という箇所。昔の私は、『傷を逆なでする』、と解釈して歌っていました。要するに、『想い出はつらいことを思い出させるもの』、という風に。

 

でも、昨夜は違ってた。想い出すことによって、前を向けるっていうか、背中を押してもらえると解釈してた。たぶん、こっちが正しい(っていうか作った方の意志)・・・だろうなぁ。ほかにも、『なぎさ歩めば』という曲があるんですが、その曲はとにかく、嫌い・難しい、というイメージしか残ってなかったんだけど、今歌ってみると、なんだかとてもイイ曲なんだよなぁ。何も変わってないつもりだけど、何かが変わるんだろうな、こんな小さい自分の中でも。

 

聴いてみたいな、と思った方は、11月6日に、足利市民音楽祭で、足利市民合唱団が歌います。私は仕事で出られないんですけど(泣)。来年の定期演奏会でも歌うと思います。

 

 

※マークの箇所で、「おいっ!」と突っ込まずに、「へー」と思ってしまった方のために補足。先生と私が一緒に高校生時代を過ごした可能性は、残念ながらありません。


ラジオ

2011-09-23 09:13:14 | 音楽(足利市民合唱団)

職場の環境が一変しました。新しいパソコンを導入したのに伴い、二代目が部屋を大改造して、若女将専用デスクを作ってくれました。ばんな寺(大日様)を見渡せる最高の景観(春は桜、秋は紅葉)に、念願だったラジオ&インターネット完備です。ありがとう!もう、ぶぅぶぅ言わずに、お仕事します!

 

ラジオって時々、ものっすごくうるさくて邪魔だけど(特にお店とかで聞きたくないラジオやテレビの音がすると、一刻も早く帰りたくなってしまう)、仕事中はラジオのON TIME感が、無意味に焦る気持ちを落ち着かせてくれます。はじめて卒業アルバムを担当した年、夜中に「絶対間に合わない!絶対わたしにはもう出来ない!」とアップアップになってしまったとき、伊武雅刀の声にどれだけ慰められたことか(知ってます?夜中の『JET STREAM』って番組。今は話す人が変わってしまったけど)。

 

それと、自分じゃ買わない曲と会えるのも楽しい。先日も、自分の母校の運動会写真とにらめっこしてるときに、いきものがたりの『YELL』が流れて、思わず涙ぐんでしまったりして(あはは、気持ちは学生さんと一緒ということで、笑ってゆるして)。あの曲、合唱コンクールで聴いたとき、いいな~って思ってたけど、オリジナルを買うには至ってなくて。やっぱりイイ曲はどんな人が歌っても、いいんだよなぁ。

 

 

さて、高校生のときも大好きだった、『窓際席』。大日様で運動会の練習をしている幼稚園生がAKBを大声で歌っているのが聞こえてきたり、雨がザーザー降ってきたりすると、つい「ぼーーー」っと窓の外を眺めてしまうという、ちょっとした誤算は笑ってゆるして。


お堀は不思議

2011-09-22 18:40:07 | 日々雑多

台風一過の朝、渡良瀬川を見たら水量がものすごいことになっていました。量もさることながら、ごうごうと流れる、その速さと濁流の色が怖かったです。この辺りは今日も午後から大雨だったので、また水量が増えたんじゃないかなー。

 

我が家の前には、ばんな寺(大日様)という大きなお寺があり、周囲にはお堀があります。鯉やカモ、カメがゆるゆると遊んでいる、のどかな場所です。壁面はさほど高くもないので、昨日、嵐が去ったあと、恐る恐る確認してみました。ところが、水量がほとんど変わっていないのです。

 

底が『どろ』だから?でも、あれだけの雨量を、あの速さでぐんぐん吸い込んじゃうかな、ほんとに?

 

実は底なし堀だったりして・・・。どこか遠~い場所まで、繋がっていたりして・・・。はたまた、いにしえの世界にまで繋がっていたりして・・・。でもって、あのカメは本当に万年生きていたりして・・・。


ファン心理

2011-09-21 12:28:57 | 相撲

何も予定の入っていない台風の一日。まさに、自分の仕事に集中するにふさわしい一日にも関わらず(二代目はものすごく集中しているみたいで、ちょっと怖い。夜とか雨の日とか、暗いときほど頑張る二代目)、さっきから「すっごい雨。」と窓の外ばかり眺めています。

ダメだ!とりあえずパソコンに向かわなくちゃ。またブログ書いちゃえ(本日2個目)。

 

「私が見てると負ける」・・・そういう気持ちになったことありますか。身内だったり、プロスポーツ選手だったり、対象は色々あり得るけど。

 

まさに今の私はその状態です。今場所、唯一わたしが中継を見た日に、ご贔屓力士の琴奨菊が負けちゃったから。それ以来、中継を見てても、琴奨菊の取組のときは見ないようにしてたりして。両国から遠く離れた栃木で、勝手にゲン担ぎして応援してます。ぜひ、大関になっていただきたい!もし大関になれたら、鯛でも買うかーー!で、来場所はまた、「いけー、ガブれ!ガブれ!!」って応援するんだ!

 

 

 

・・・さ。仕事します。雨、すごいね。


方向音痴(浅草編)

2011-09-21 11:23:46 | 日々雑多

遠足に行ってきた中学一年生の写真をたくさん焼きました。今は、一年生でもグループ行動、しかも東京!浅草や上野の写真を焼きながら、「私は未だに迷子になるのに、昨今の子供たちは凄いなぁ。」と感心してました。実は、この有名・下町周辺は、私の方向音痴にとって、鬼門エリアで。

 

少し前、千葉の友人に会いに行った帰り道。電車のなかで考え事をしていたら、乗換駅「錦糸町」で降り忘れてしまいました。慌てたわたしは、次の駅「馬喰町」で下車、やみくもに、地上へ(方向音痴の人間にとって、これは大変誤った判断です)。「たしか、ココって浅草に近いよなー。冒険してみるかー!」と歩き出してしまいました(はい、コレも当然、大変誤っています)。泣くほどウロウロした挙句、大江戸線の駅に巡り合い(駅名は忘れた)、「大江戸っていうくらいだから、たぶん浅草へ行くに違いない」と改札口に向かい、無事浅草にたどり着きました!

 

浅草でも、とりあえず地上へ出てみて(ココでは正しい判断。知ってる町だからね)、「おぉ、神谷バーだ。」、「おぉ、私が甘いもの断ちを解禁した喫茶店が、今でも残っているではないか!」、「この際だ、浅草寺まで行ってみるか。」など、迷ったお蔭でプチ観光を楽しむことができました。

 

 

・・・ところで、自分たちが中学一年生のときって、どういう所に遠足で行ったんだったっけ???中学二年生は志賀高原だったって、よく覚えてるんだけどなぁ。


営業電話 v.s. 若女将

2011-09-18 18:29:18 | 日々雑多

「さっき綱引きの写真で主役だった子が、リレーのアンカーかぁ。どっちを掲載するかなぁ。うーん。」

とか、

「このアタック、かっこいいけど、どうだろうなー?こっちのサーブの顔のほうがかわいいから、本人はこっちがいいかもなー。」

とか、

パソコンを睨み付けて、写真を選んでいるとき、私は今までの人生では経験したことのなかった集中力をもって、仕事をしています(今まで仕事でお世話になった皆さん、ごめんなさい)。そんなときは、ゴハンを食べるのも面倒くさいし、家事なんてもっての外。洗濯機が、「ぴーぴーぴー!洗い終わりましたけどーーー!」と呼んでいるのに気付いても、聞こえないふり。いい具合に熟成してしまって、もう一度洗い直し・・・なんてことも。その集中力は一度途切れると、再燃させるのにちょっとした体力と気力が必要なので、出来ればノッているときは、仕事をし続けたいタイプです。

 

が、一人で店番(留守番)しつつ、超集中状態に入っているときに限ってこういう電話がかかってきます。

 

「ナントカカントカセンターです!お売りいただける中古車ありませんかっ?」

「博多のナントカカントカです!おいしい明太子はいかがですか?」

 

うーー。

 

「あー、ちょうどよかった!売りたい車が2台あるんですー。お願いしちゃおうかなー。」

「明太子、いいねー。1キロ送っていただきまひょ。」

 

そんな人、世の中にいるのかなぁ?

 

「いいえ、結構です。」

と短く答えて、むなしくダラダラ休憩時間に突入してしまう、意志の弱い若女将なのでした。


アタック・ザ・怪獣!

2011-09-17 18:28:45 | 日々雑多

今日は、中学校の運動会撮影でした(私はちょっと見学に行っただけですが)。 

「赤組がリードしています!青組も頑張ってください!」

と、放送部?運動会実行委員?が、アナウンスも頑張っていました。一種の実況中継、アレ、けっこう難しいんです。

というのも、私は経験者で。

 

私の銀行員OL時代、まだ会社にも運動会というイベントがありました(とっくに無くなったらしい)。半、いや、完全強制参加の日曜日開催、代休なし。それでも大して不満も感じず、わいわい楽しかった記憶があります。で、実行委員になっていた私は、当日、『アタック・ザ・怪獣』という競技の実況中継係になりました。その競技は、怪獣の着ぐるみを着た実行委員の若手男性行員めがけて、家族参加している上司たちのご子息・ご令嬢たちが、ひたすら『アタック』するという競技。どんな実況をしたのかはもうすっかり忘れてしまいましたが、そのとき、入行式のとき以来、お顔を拝見する機会すら無かった総裁(私のお勤めしていた銀行は、政府系で、社長的立場の方は「頭取」ではなく、「総裁」でした)が、「いまアナウンスをやっているのは、うちの銀行の職員ですか?」と、秘書に尋ねられたとか。「色々な特技をもった行員がいるんですねって、褒めてたよ!」と聞き、私は鼻高々に。

 

次に帰省したとき、総裁に褒められたんだよ!と上記の件を報告したのですが、両親の反応が今一つだったのは、「この子は東京で本当にちゃんとお勤めしてるんだろうか?」という彼らの不安を、更に拡大しただけだったから・・・?