若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

同じような新発見

2010-08-31 18:13:52 | 日々雑多
友人が、冷蔵庫の中で凍ってしまったお豆腐を解凍して使ったら、炒め物にピッタリな食感になって、ヘルシー食材発見!みたいなことを書いていました。これからは、わざと凍らせてお料理に使おうかな、とのこと(本当は英語を学ぶブログですが、意外と美味しいモノ情報が多くて、食いしん坊にもオススメの友人のブログです→『今日のコトバ』 多岐川恵理

私も偶然、冷蔵庫から新発見をした後で、「わー、同じだー」と。


今日、二代目は朝から撮影に出掛けてしまって、『この仕事を仕上げて、今日中にクライアントさんに納品するように!』という指示書と共に私はお留守番。やり始めてみたら、意外と時間がかかって「やばっ!終らないかも!でもお腹ぺこぺこ!作る暇も買いに行く暇もないけど、もう駄目!」と冷蔵庫をあけたら、昨日のケンタッキー・フライドチキンが一つ入っていました。『温めるの面倒くさいなー。この部屋暑いしー。えーい、このまま食べちゃえ!』と食べてみたら、熱々のときより、鶏肉があっさりしてて、衣のしょっぱさがしつこくならず、とっても美味しい!これからは、冷やして食べよう……な新発見。


えっ?友人の新発見と私の新発見は同じじゃないって?
同じ……でしょ?

芭蕉とおそろ

2010-08-30 00:50:25 | 日々雑多
似合わないのですが、帽子が好きです。今まで、様々な帽子にトライしましたが、背が小さいのが仇になるようなので、最近では殆どかぶらなくなっていました。

でも時々、旅先で我慢できずに、買ってしまうことがあります。例えば、伊豆シャボテン公園で『南米風アルパカの絵が描いてある帽』とか。まだ、男友達だった二代目にシャボテン公園のクジャクを見る場所で「その帽子、マジで買ったの?」と冷たく言われたのは忘れないぞ。

そんな私は懲りずに今回の旅(山寺)でも帽子を購入してしまいました。やっぱりこれは、アメリカ西海岸に出張で行ったはずなのに、カウボーイハットをかぶって帰ってきた父のDNAかな(そのハットは私が貰って、今でも部屋に飾ってます)。

という訳で、私のブログ初、写真を載せてみます。
こんな帽子、買いました。意外と似合ってるでしょ。

人前が苦手

2010-08-28 21:29:52 | 日々雑多
合唱なんかやってるので、人前に出ることがヘッチャラだろうと思われがちだけど、実は人前で『しゃべる』ことは苦手です。一所懸命しゃべろうとすると、体が泣く感じと似てきます。泣く訳でもないんだけど、体が『あとは涙出すだけで、泣き状態でーす』ってなる、あの感じ。


9月に市役所で足利市民合唱団の小さなコンサートがあります。その案内役をしなさい、と上層部からお達しがありました。かなり抵抗したのですが、厳しい視線に負けました。マイクに向かってしゃべらなくてはいけないそうです。嗚呼。

結婚式で何度か体験した試練、『友人スピーチ』。当日は朝から変な汗を流し、披露宴前にキャッキャはしゃぐ友人に背を向けて練習し(ホテルの大浴場の脱衣場で練習したこともあったなぁ)、ご馳走は殆ど喉を通らず、終わった瞬間に手足をガタガタ震わせて『あ~終わった~』と結婚式の絶対禁句を言っちゃったりして。

ところが、終宴後に花嫁ちゃんから『ありがとー』なんて涙目で言われちゃうと、その苦しみ全てを忘れちゃうほど嬉しかったな。あれはあれでまぁ、貴重な経験でした。


心が喜びで満ち溢れるような『ありがとー』を言われる訳でもないし、コンサートの司会なんかやりたくないよ~。だって多分司会でいっぱいいっぱいになって、全く歌、歌えないもん。

蔵王

2010-08-25 12:57:09 | 音楽(足利市民合唱団)
3日間、自然と戯れてまいりました。最初の2日間は山形(一部宮城)県の蔵王、最終日は蝉の声が岩に染み入ることで有名な山寺に行ってきました。初日だけは合唱団の『組曲蔵王を歌う前に、蔵王を実際見てくるぞツアー』に参加して、日帰りで帰る勇者たちを見送った後、二人旅になりました。

普段全く運動をしない二人が、どれだけ山道や階段(山寺の階段は1015段!)に対応できるのか、実はかなり不安に思っていたのですが、意外と健脚な自分達に驚きつつ、無事楽しんでまいりました。

この夏、実はあまり体調が思わしくなく(すっごい暑いのに、体の芯がいつも冷えてるような感じがするんだよ)、酷暑とクーラーのせいだろうと思っていました。でも、この3日間、昼間は東北とはいえ30度以上、一日中太陽に照らされて(二代目の鼻は日焼けでイチゴ状態)、二代目の情熱(今回は二代目の撮影が第一目的)に付き合うハードスケジュール、朝夜はホテルでクーラーの中に入り、時間も食事もかなり不規則……。そんな状態だったにも関わらず、ものっすごく体調が良かったのです。でも今日はまた同じ状態に戻っているんだよねぇ。ふむ。

草原に寝そべって、草越しの青空(かなり成長した草だった)を眺め、仲間の笑い声を聞いていたとき、自分的にあり得ないくらいの幸福感を味わっていました。翌日も二代目が撮影しまくっている間、人っ子一人居ない草原で「蔵王~♪ざっおぉーー♪ざっおーのやまぁぁぁ♪」と歌っているときの自分は、サウンド・オブ・ミュージックのマリアに負けない笑顔だったろうと思います。

緑色と青色に囲まれて、シミなんか気にするもんかーと太陽に照らされて、汗だくだくで過ごした3日間。体が「こうでなくっちゃ!」と好調になっていたのかな。

考える人

2010-08-23 05:32:01 | 日々雑多
高校生の二代目は、まだ中学生の『俺に触ると怪我するぜ』的な硬派チックな形相を保ちつつ、自分としては何かと悩んでいたそうです。

夜中に抜け出して星を見に行ったり、日光まで自転車で行き、国立公園内のホテルの駐車場でテントを張って叱られたり、といった健全な遊びを悪友たちとしていた反面、ウォークマンでガンガンに音楽をかけ(良い子のみんなは危ないのでやめましょう)、たった一人で海を目指して自転車を漕ぎ続け、『生きるとはなんだ』と自己に問いかける旅に出たりしていたようです(栃木県は海なし県)。


人生最大のモテ期に、溢れんばかりの家族からの愛情を受け、揺るぎない将来への夢も持っていたし、その未来に向かって『コカ・コーラ高校生写真コンテスト』で巨大トロフィーをGETしたり、着実に歩いていたのに、何をそんなに悩んでいたんでしょうね。ま、未だに『あの~、先ほどから、何をそんな怖い顔して一点を凝視しつつ、考え込んでいらっしゃるんでしょうか……』という場面がある二代目なので、もしかしたら、自己と向き合うのが趣味なのかも!

お気に入り映画の探し方

2010-08-21 00:31:10 | 映画と本
昔は、映画館でも一度お金を支払えば、何回でもスキなだけ観ることができました(私の友人は高校生のとき、『プラトーン』を連続5回観たのが自慢でした。ちなみに女子です)。

同時上映なんていう面白い制度もあって(今でも三軒茶屋の小さな映画館とかはやってるのかな)、「こっちは観たいんだけど、こっちはな~」なんて思っていた方の作品が印象に残っていたりして。映画ってそういう思いがけない出会いが意外と多くて、『タイタニック』だったか『ボディーガード』だったかが立ち見で入れなくて、でもせっかくだから何か観て帰るか、とふらっと入った小さい古い映画館で観た『ダンシング・ヒーロー』っていうオーストラリアの映画なんて、全く話題になっていなかったけど、ものすごく熱くなった記憶があります。

レンタルで映画を観るのが主体になった最近の自分の中で「あー、この映画気に入ったんですね」の判断基準は、「観終わった後、間髪入れずにもう一回観ようとする」か否か。中にはすっごく良かったけど、つら過ぎてもう二度と観られないという映画も存在しますけど(例:『サラフィナ!』、『ライフ・イズ・ビューティフル』。でも両方とも観て良かったとは心底思ってます)。

先日、『今話題の「告白」という本を読んだ』→『この本は映画化されていて、松たか子さんが主演』→『あ、この映画も松たか子さんが主演だ』という理由で借りてきた『ヴィヨンの妻』。多分太宰治だったよな~程度の知識で借りてきましたが、映像も美しく、松さんも大変美しく、周囲の登場人物は魅力的な人が多く、筋も妙に納得してしまい、真夜中にゴソゴソもう一回観てしまいました。また私の中の『適当に選んだ割に、結構なお気に入り映画リスト』にもう一本加筆致しました。

ビビっと、クラっと、スキ!

2010-08-19 23:10:29 | 日々雑多
一目惚れの経験はありますか?

私はありません。遭えて言うならば、テレビで初めてユニコーン(馬じゃなくて、バンドの方です)を観たとき、「うわー、好きだな、このバンド」と思って以来ファンだ、というくらい。

当然、二代目ともそういう出会いではありませんでした。多分初めて会ったのは中学の1年とか2年とかに、廊下とか体育館とかそういう場所で出会っていると思うのですが、全く記憶にないので、何とも言えません。まぁ、彼の場合も、隣のクラスで、しかも一緒に映画製作までした仲間の1人だったにも関わらず、中学の頃の私を殆ど記憶していないのですから、お互い様としか言いようがありません(でも、最終的に私はあの頃の二代目のことをしっかり覚えています。いつも「うるっさいなー、オマエら。ばっかじゃねぇの?」みたいな目をしてて、怖かったから。今ならその同じ目も「なに?なに?なんか楽しそうな話してるね!仲間に入れて欲しいんだよなー、ホントは!」と考えてる目だと分かるのですが)。

だから、『ビビっときた!』とか『クラっときた!』とか『顔見た瞬間にスキって思った!』とかそういう経験羨ましいなー。人生の派手期って感じがして。そういう人の経験談、色々聞いてみたいです。

free as a bird

2010-08-18 20:23:12 | 日々雑多
留学時に、地下鉄やバスを乗り継いでどこへでも出掛けていく私を、同居していた60歳の女性が「貴女は自由な鳥みたいで羨ましい」と言っていました。その経験から、日本へ戻った後も、どこへでも果敢に1人で行かれるようになりました。世界一難関と言われる東京の地下鉄だって、路線図を見れば一目瞭然!バスを使うまでもなく、大抵の場所にはエアコンの効いた地下鉄を乗り継いでいけばたどり着けるのですから、まさに自由な翼を手に入れた生活でした。

そんな冒険時代が功を奏し、足利にUターンして、満員電車絶対無理体質となった今も、東京であれば、公共交通機関を駆使して、1人で行きたい所へ行き、聴きたいものを聴き、観たいものを観ることができます(ただ『食べたいものを食べ』ることだけは、勇気が足りなくてあまり成し遂げられずにいます)。

ところが、地方には公共交通機関がかなり不便(というかかなり無理に近い)な地域が存在します。勿論わたしが暮らす足利もその一つで、もし私が別の町から足利市民会館で行われるコンサートに来ようとしたら難儀すると思います。足利市内限定ドライバーの私は、隣町の桐生市や車ならほんの1時間程度の宇都宮市で魅力的なコンサートを発見しても、『1人では行かれないジレンマ』に陥ることになるのです。大抵は「ねー、行こうよー。ねーねー」とおねだりすれば合唱団の友人たちが連れて行ってくれるのですが。

今夜、珍しく友人と会い(飲み)に行った二代目。私が調べて最短時間のルートを指南してあげたのに、『久喜から乗ったけど、この電車新宿に行かないみたいだよ(泣)』とメールがきました。都内の道にも詳しいし、首都高運転テクも素晴らしいのに、電車は苦手なんだなぁ。私がいつもダッシュして乗る最終電車も教えてあげたけど、ちゃんと乗ってくるか心配だなぁ。

初恋のヒト

2010-08-17 10:32:11 | 日々雑多
飲み会で、初恋のヒトを発表する流れになりました。

私の番がまわってきたとき、苦し紛れに「中学のときかなぁ……」と言って「えー?遅いねー」「まさか二代目!?」と突っ込まれたのですが、多分違うと思います。残念ながら分からないんです(少なくとも二代目ではない)。幼稚園の時だったような気もするし、初『恋』と言うなら、中学の時のような気もするし。みんなのかわいいエピソード(結構詳細まで覚えている人も)を聞きながら、感心してました。『きっと家に帰ってから二代目に、あの君の初恋のハナシは面白くなかった』って駄目だしされるだろうな、とガッカリしながら、適当に他のヒトに振ってしまって終了。初めて買ったレコード(多分、杉山清貴)、初めて観た映画(多分、火の鳥2772)、何もしっかり記憶していないんだよなぁ。我ながら情けない。

で、二代目の初恋。そういえば知らないや、と面白い話が聞けることを期待したけど、私がいるとどうやら喋らなそうだったので、気を利かせて(良妻っ)席をはずしてあげました。その場にいた友人諸君、いつか二代目に内緒で私に教えてくれると期待してるぞ。

いまを生きる (seise the day)

2010-08-16 11:05:50 | 映画と本
今までで一番感動した映画は?と尋ねられると真っ先に頭に浮かぶのは、20歳のときにたった1回観ただけの映画『いまを生きる(原題:Dead Poet Society)』。

その映画を観た部屋の感じも忘れられない位に(友人の部屋で観た)、震えるような思いを記憶しています。自分で自分のことを考えて、声に出して、勇気を持って『いまを生きるんだ(seise the day)』というメッセージが、何不自由なく愛情と生活を与えられている自分に、強く届いて。

それ以来観ないようにしていたこの映画(ほら、初恋の人がおやじぃになっていたら嫌だから会いたいような会いたくないような……と同じ気持ち)を、急に思い立って1人で観てみました。あれから20年経って、同じ映画を観て、自分がどういう反応なのか、期待と不安が半分半分で。


で、思ったより素直に感動した自分に正直驚きました。銀行時代・転職時代・足利不遇時代とくぐり抜け、「ささやかだけど本当に幸せだ」と思える暮らしにたどり着いた今、もしかしたらあの頃の精神状態に一番近いのかもしれないな。私にはまだ色々な可能性があると実は意外と本気で思っているところも、あの頃と近いのかもしれない(恥ずかしいね、こんなこと言う40歳も)。

それでいて、どうしようもない大人の悔いや背負う責任を(観てない人、ごめんなさい)、今だからこそ理解できるのかな、と少しは自分の成長も確認できて安心してみたり。若い頃に観た映画を見直すことの面白さを知りました。


60歳くらいでタイタニックを観直したら、泣けるのかも……ね。