放っておくと、これが意外と、おどおどとした引っ込み思案な性格なんです。家族や、慣れた仲間の中に入れば、伸び伸びとした明るい性格なんですが。いわゆる『内弁慶』な大人か、と。子どもの頃はもっと自由な子どもだった気がしますが、ま、誰でもそうか、大人になれば変わるか。
会社勤め(内勤)だった頃は、数日経って慣れてくれば、後者の自分になれますから問題なく、いつも楽しく、どこでも『明るいおぐちゃん(ある時代は『明るいまつもとん』)』でしたが、今の仕事は一期一会なので、割と最初はストレスも感じていました。たとえば、職員室に入るとき。たとえば、集合写真の号令をかけるとき。
でも私はある方法を見付けたのです。それは「導入時に、腹から声を出す」こと。合唱団員なんだから、今更なんだよ~ですが、これが意外と実行出来てなかった。だから、今は、大きく息を吸って、
「失礼しまぁぁぁす!マツモト写真ですーー!」
や、
「はーい!今日は卒園おめでとーー!さー、この子がお祝いに駆けつけてくれたよー、この子はだーれだ!?『あんぱんまーーん』!!」
と、
ちょっと浮くくらい大きな声で言うようにしています。
「お、マツモト写真の若女将は元気印だな!」と思っていただけるかもしれないし、自分を奮い立たせるために特段の努力をしなくても、その一言がスイッチになって、「私はとても元気印なのだ!物怖じしたりしない性格なのだ!」と、自分を信じ込ませ、その後自然にそんな言動が出来る気がするんです。60歳までには、大きく深呼吸をしなくても、自然とそんな自分になれるように、なりたいです。