若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

泣くと決めた日

2011-04-30 09:50:55 | 音楽(足利市民合唱団)

昨日、横浜山手の静かな教会へ、チャリティコンサートを聴きに行きました。

 

3月12日に電気が通った後、テレビから流れてきたのは、信じられない光景でした。その光景の後ろに苦しむ人、悲しむ人のことを一瞬でも考えたら、どうにかなってしまいそうだった。怖いのか、悔しいのか、悲しいのか、カラダが震えて。

でも、私には『泣く権利』はない、と思いました。そんな同情の涙を流すことは許されない、と思いました。そして、ニュースを見なくなり、新聞も前向きに頑張る人の記事のみを読むようにしていました。それは、悲しんだって何も力になれる訳ではない自分から、目を背ける行為であったかもしれません。

 

昨日のコンサートに行こうと決めたとき、「泣いてもいいや、泣いちゃおう。」と思いました。女優ではないので、涙をコントロールできる訳ではなく、「いま!今は泣くところ!」という時は大抵平然としていて(だから、残念な私の青春時代)、今は泣いたら顰蹙~というときに、よく泣く。でも、今回は、カラダに涙が抑制されて詰まっているのを自覚していたので、たぶん蛇口を開けば、じゃあじゃあ出るな、というのは分かっていました。

 

冒頭のオルガンの音で蛇口は開き、そのあとはまさに「目が汗をかいている状態」が続き、時々蛇口を全開し、帰り道の景色の美しかったこと。

 

前を向くしかない人、進みたくても進む道すら見えない人。そんな人々が日本にたくさん存在してしまっている今。私はこの足利で、しっかり足を地面につけて、しっかり立っていようと思います。そして、出来ることを探していきたいです。微力だって、力は力だと思うから。


キュンとする

2011-04-28 18:01:52 | 日々雑多

2時間たっぷり市内をドライブしました(いや、別に遊んでたわけじゃなくて、納品ですよ)。最近は、知らない道でも右折できるようになったので、今日は知らない道にもトライ!突然、『ここから、栃木県足利市』なんて看板が立っていたりして、「おー、いつの間に足利を出ていたのだ!」と驚かされたりしつつ。

 

とにかく、新緑がキレイで、すばらしい。河原をドライブしたのですが、新緑・菜の花・芝桜・渡良瀬川・空・雲、その全ての色が、何とも言いようのない爽快さ加減で。

特に、新緑の木々が風に揺れるサマには、胸がキーーンとしました(ホントは、『胸がキュンとした』と、書きたいし、実際そうであったのですが、さすがにキュンは恥ずかしいので、キーーンと表現してみました)。

 

若いころ、新緑のみどりにキュンときたことなんか、無かったなー(ココはキュンでOK)。ってことは、年を重ねたほうが、キュンの範囲は広がるということか。

 

じゃあ、「若いうちに行かなくちゃ。感性が敏感なうちに行かなくちゃ。」と焦っているヨーロッパ旅行も、焦ることないかな。酸いも甘いも知り尽くして、スケジュールもお金もある程度余裕が出来たら、ゆったり行けばいいのかな。あと20年くらい経ったら、また更にキュン、いや、キーーンの範囲は広がるのかもしれないし、ね。


2人のトシキ

2011-04-28 01:30:06 | 日々雑多

ラジオから、「今日のゲストは、本日ニューアルバムをリリースしたカルロス・トシキさんです。」と聞こえ、オメガトライブのファン(っていうか、杉山清貴のファン)だった私は、『へ~、懐かしいなー。音楽活動してるんだー。』などと、呑気に思っていました。

 

いざ、ゲストコーナーがスタート。DJが、「今行きたい場所は?」と尋ねると、「とにかくゆっくり出来る場所」と答えるカルロス。『へ~。そんなに多忙なんだー。結構知らないだけで、活躍してるもんだね。』なんて感心していたら、「では、本日のニューアルバムから一曲!」と流れてきたのは、カルロス・トシキではなく、カドマツ・トシキ(角松敏生)氏の声。

 

『うわー!義姉の大好きな角松じゃないか!録音しなきゃ、録音しなきゃ!』と大パニック。しかし、昔はいつでもラジオを録音できるようにテープを用意していたけど、最近そういう機会もなく、一体何に録音すればよいのか分からない。『そーだ!MDだ!』と、以前カラオケ練習用に録音した森高千里のMDを取り出し、録音ボタンを連打するも無反応。『ひえーー!出来ないらしいー!そうだ!コレで何とか!』と、普段合唱の練習を録音するのに利用しているレコーダーをスピーカーの前にそーっと置いて、音を出さないようにじーっとする態勢に入った・・・ら、「本日のゲストは角松敏生さんでした~。ありがとうございました~!」と終了してしまいました。とほほ。義姉さん、ごめん。

 

カルロス、元気かなー?


カメラマンになるには

2011-04-26 14:56:02 | マツモト写真

二代目の母(私にとってのお姑さん)は、とてもとても元気な人です。私がマツモト写真の修行の身だったころ(い・いまも!?)、義母が毎日バリバリバリバリ現場仕事をしていて、「昨日は結局、徹夜しちゃったわ!ははは!」と、ダッシュで異動しながら、夕方の5時ころに言われたときには、『う~。私にはココの仕事は無理かもしれない。』と、ひそかに怯えたものでした。


 


撮影にお邪魔する中学校に、懐かしの『なるにはブック』が全巻揃っていて、待ち時間に読むのがちょっと楽しいです。先日も、お決まりの『カメラマンになるには』を読んでみました。現役カメラマンさんによる、『こんな人がカメラマンに向いています!』という記述のところを、怖々読んでみました。


 


「好奇心が強く(ふむふむ、及第点?)、撮影する対象物や人の姿を残したいという情熱があり(うん、結構あるかも)、何日も徹夜しても大丈夫なくらい体力がある人(ガーーン。無理~)。」


 


永遠の自称38歳なため、昨日のお誕生日でもまた38歳になったと主張する義母は、すごーく写真屋さんのおかみさんに向いた人のようです。


ジン!ジン!

2011-04-25 11:22:08 | 日々雑多

ジンギスカーン♪ 

 

昨日は、昼も夜もジンギスカン食べました。夜は豚肉だったけど、キャベツとピーマンのザク切りと玉ねぎの輪切りを並べた上に、肉をかぶせ、じーっと我慢して肉の色がかわったら混ぜて(『正しいジンギスカンの食べ方講座』合唱団のI姐さん伝より引用)、南が丘牧場特製『ジンギスカンのたれ』で頂きましたから、立派なジンギスカン、かと。

 

私のジンギスカン歴はかなり浅いです。まず、家庭で食べたことは無かったように思うし、北海道も何回か旅行したけど、一度も食べてない気がする。だから、銀座・松坂屋の屋上ビアガーデンで『女ふたり・飲み放題・ジンギスカン』企画をしたときと、昨夏に蔵王で『実は蔵王はジンギスカン発祥の地説・地元の人お薦めの店』企画をしたときの、2回くらいしか、食べた記憶もなくて。

 

あの、じーっと待つ感も、野菜がしんなり焼けるのも、食べず嫌いだったけど、全く臭みのないラム肉も、何よりあの、「わいわい食べるぞ感」が、とても楽しくて、すっかり気に入りました。ジンギスカン鍋買っちゃおうかなーっ。で、次の家飲み会には、たこ焼き器と、ジンギスカン鍋を抱えて参加しちゃおっかなー。


裸眼0.07

2011-04-22 10:17:21 | 日々雑多

コンタクトを替えたら、調子がイマイチ。メガネは相変わらず大嫌いなので、つい裸眼で過ごしてしまいがち。

 

以前、銀行勤めのころ、残業中の暗い廊下で。遠くから、「よぉ!」と手を振る課長の顔が見えず、同期だろうと踏んで、「よぉー!」と手を振り返してしまったエピソードは以前書いた気がしますが、視力の良い人には想像できないであろう、ぼんやりした世界が広がっています。

 

昨日も、お客様チャイムが鳴ったので階下へ降りたら、外国人の女性が。証明写真かな?と思って、『Hello!』と言おうとしたら、「まつもっちゃん!(大日様に)お花見に来たんだけど、ゴミ袋忘れちゃった。一枚ちょーだい!」。合唱団の最若造A(介護職。施設のお年寄りとしだれ桜の下でランチ)でした。

 

夜。ソファ(=ナオミの舟)でウダウダしていると、時々仕事中の二代目が覗きにきます(寝てないかチェック)。「うししー。起きてるよーん。でも、寝ちゃおっかなーん。」とふざけて対応した後、メガネをかけて、『やばっ。不機嫌な時の目だっ』と気付くことがあります。

 

いやー。目が悪いって、不便、不便。


ギャップの魅力

2011-04-21 10:58:19 | 日々雑多

ある人の意外な部分を発見して、魅力を感じることがあります。ルックスしかり、行動しかり。人によっては、それが『一目惚れ』に育つ場合もあるのかもしれません。私は無いけど。一目惚れって、経験ないから。

 

昨日、信号待ちのとき。いかつい顔付きのおまわりさんが、怖~い顔をして交番の前に仁王立ちしていました。すると突然急いで交番内へ。「緊急事態か!?」と様子を眺めていたら、ティッシュを一枚取り出して「チーン」と鼻をかみました。そしてまた外に戻って仁王立ち。こういうの!こういう場面(人)大好き。

 

同期の素敵女子が、スキー旅行の待ち合わせ場所に、髪をしばり、メガネをかけて、オーバーオールで現れたとき(私でさえドキっとしたのだから、あの瞬間、大勢の同期男子は恋に落ちたことでしょう)や、いつも爽やかな知的・素敵メガネ男子が、極度な高所恐怖症なのを知ったとき、難しい問題をスラスラ解き、美人でスレンダーな同級生が「今日のランチ、食パン一斤食べちゃった!」と言ったときなど……。「この人のことをもっと知りたいなー。」と、魅力を感じます。そう、世間一般と同じく、いわゆるギャップに弱いんだろう、私も。

 

そうかー。私に足りないのは、ギャップだ。見た目と中身があまりにも一致してるから、人間の深みが足りないんだ、きっと。41歳の目標は、『健康とギャップ作り』にしよう。

 


謎の存在

2011-04-20 13:38:44 | マツモト写真

ふとしたキッカケで、宝石箱(どんだけ凄いんだ!と思われそうだけど、小学生のとき親戚のおばちゃんに貰ったオルゴール箱のこと)を、数年ぶりに開けました。

 

二代目が、『うっしゃっしゃ』と笑うくらい時代錯誤なアクセサリーがいっぱい。特に、ゴールドの500円玉大のデカ・イヤリングが幾つも出てきたけど、今してる人見ないよねー。昔はしてたんだ、わたし~?って自分でも不思議なくらい。決して、ハデハデOLだった訳じゃないんですけど。でも一応、ヒールのある靴を毎日履いて、あんなイヤリング付けて、スーツみたいなの着て、毎日電車に乗っていたんだなぁ、としみじみ思いだしてしまいました(きっと今、その格好して合唱団の練習とかいったら、一回り以上年下の若造たちの笑いの餌食にされるだろうなぁ)。

 

その中に一つ、謎の存在。

 

私はずっと合唱部だったので、中には『TBS子供音楽コンクール』や、『NHK音楽コンクール』などのピンバッチも幾つか入っていました。そして、そのピンバッチ群の中に、『全国高等学校総合体育大会 INTER HIGH』と書かれた記念バッチが。

えーっと、インターハイに出場した記憶はありません(もちろん、二代目もない)。

 

コレ……、なに?なんでココに?


Lucky Me!

2011-04-18 12:35:24 | 音楽(足利市民合唱団)

昨夜は合唱団の練習日でした。どうしてそんなに難しいのか分からないけど、今まで一回も上手に歌えてなかった箇所で、先生の目が『キラーン(数人ずつ歌わせちゃおっかなー♪)』と光りました。「あ、いつぞやの、あの目だ。やばいぞ」と、気付いた時には既に遅く、後ろのドアから逃げだす暇もありませんでした。

 

けど実は、ぜーんぜんつらくなかったんだ、昨夜は。直後はさすがにちょっと落ち込んだけど、どっちかっていうと、嬉しかったくらいで。確かに私の出来はひどかったけど(ごめんなさい)、何となくまだ先生に見捨てられてる訳じゃなさそうだぞって思えたし。「簡単にあきらめんな!」って背後から応援されている気がしたから。

 

今まで学生時代からずーっと歌を歌ってきたけど、いつもみんなの声を隠れ蓑にズルしてきた私。でも最近、自分がよし!と思えるレベルに歌えるようになりたいって心から思うようになってきてる。そのためだったら、少しくらい恥をかいても平気だって。

 

昨夜、落ち込んでいる(であろう)私をメールで優しく慰めてくれた友人が、「(まつもっちゃんて)何でこんなに楽しそうに歌えるのって、いつも羨ましいと思ってるんだからね!」と言ってくれました。昔、母に「眉間にしわ寄せて歌ってる」と指摘されてから気にしてたんだけど、最近の私はそんな風に思われてたのかーと、嬉しくなっちゃった。

 

人にバレるくらい、『楽しさ』がにじみ出ちゃうものに出会えた私は、きっとかなりラッキー。よーし、頑張るぞー。で、いつかまた先生の目が『キラーン』ってなっても、「ほほほほほ。どーぞいらっしゃーい。」って余裕で構えられるようになる日が……くるかな?くるよね!きっと


バレバレだったぁ?

2011-04-17 23:11:50 | 日々雑多

友人が、家族写真を撮影しに来てくれました。お子さんが3名で、上の兄ちゃん2人は既に友人だったのですが、一番下の美しい響ちゃんとは、今まであまりお話したことがありませんでした。

 

『ちゃんと、ちゃーんと生きなきゃダメよ!きちんと考えて生きてるの?まつもっちゃん?』と訴えかけてくるような、クールで真っ黒な瞳にたじろぐ私に、響ちゃんは、「このあと、忙しいの?一緒にレストランに行こうよ。」と、大人のお誘い。友達だって認めてもらえたみたいで、嬉しかったな。

 

で、今日聞いた後日談。帰りの車内で、「お母さん。まつもっちゃんと、あのカメラマン、たぶん近い内に結婚すると思うよ。」と、自信たっぷりに言っていたとのこと。

 

そっかー。私たち、そんなにバレバレだった~?

響ちゃんがそうと睨んだ2人なら、きっと巧くいくよね!