『逸失利益』ー債務不履行や不法行為がなければ得たであろう利益
保険や裁判などで使われる用語のですが、例えばですね...
事故や災害でケガをしたり、亡くなってしまったときに
「もしこの先、天寿を全うしたならば、これくらい収益があっただろう」
ということらしい。(らしいって・・・)
このネタは過日「クローズアップ現代+(プラス)」で放送されていたのですが
事故・災害に遭った時、同じ年齢でも家族構成・年収・障害の有無などで
評価されるようです。(~_~;)
家族持ち/独身、年収差、健常者/障害者などで、そろばんが弾かれるようです。
これをご覧の方の中でも「あぁ、そうだろうな」と思うかもしれません。
例えば、職業が医師で家族が居て健常者であると恐らく、とんでもない額が
賠償金として支払われるようです。現在では・・・
私は障害者で低所得者、パート職なのでおおよそ死亡するような災害、事故に
遭いますと、賠償額は「3円」くらいでしょうか?
(もうちょっとなんとかならんのか?)
番組によると、高度経済成長の中で車社会になりつつあったとき、
事故が多発して、その際に考えられた算定方法のようです。
現在の資本、経済社会ならではと、嫌みを言いたくなります。
賛同者の弁護士によれば、生きていれば今後得られるであろうことを
考えるとこの方法がだとうである、ということらしい。
でもですね、結果「命を『お金』で評価している」ことでしょ?
「命の『値段』をつけてる」ってことでしょ?
そんなの誰が決めんの?
人間がその時置かれている状況から量られる今後の人生というのは
誰が見れるのであろうか?と思う。
この「命の値段」「先の人生」を賠償額として反映されるという
今の司法や保険業界って、もう「神」の領域にまで達しているようです。
(嫌み)
弁護士のバッジは「秤」が彫ってありますが、もう司法界などは
『逸失利益』ということをなんの不思議もなく日常として行っているように
見えます。なにかといますと、自分のことは置いといて「命の価値」を
量っているのだと・・・。
一言、てめぇそんなに偉いのか!?(おっと、失礼。お里が知れますね)