最近、五十前にして体の衰えを急に感じ始めた徳兵衛です…
ハイ、盛り上がったところで(?)
今日のお題の話しです。
昨年、安倍元首相が銃撃されて亡くなりました。容疑者は「旧統一教会」に親が入信していて家庭が壊されて統一教会と親しくしていたように見えた安倍元首相を殺害しようと思ったそうで、今回の右傾化の話しとは関係ないですが…
2006年の第一次内閣から国威発揚のような「美しい国、日本」や「教育基本法改正」「日本国憲法の改正手続きに関する法律」選挙では「生活保護バッシング」を繰り返して格差をさらに広げるような(いわゆる「ナマポ(生保)問題」)言動など、就任当初から信念を露わにして手を打ってきたように思える。しかし、小泉純一郎元首相のように「北朝鮮問題」について成果を上げられず、国民の生活格差を助長していった。「中流から上」を寄りどころとしそのような層を相手にした政策を打っていった。右傾化の契機というか『解りやすい対立軸またはバッシング対象』を明確にして、それを原動力として法律、憲法の改正を成し遂げて、さらに右傾化を加速していくという一面もある。さらに右傾化の政策に反対できないような雰囲気を作り出してあたかも「国民の全てが望んでいる体(てい)」を作り出す。その一端が生活保護バッシングの見られる。
現在の岸田首相は出身母体が「宏池会」はいわゆる『ハト派』と言われているのに安倍政権の右傾化路線を継承している。今でも多くの方は「首相はなにをしようとしているのか解らない」という話しはよく聞く話しである。そしてここに来て『敵基地攻撃能力』である。戦争や兵器の開発が進んで国境を接していなくても攻撃できるようなことは難なく出来るようになり、今や北朝鮮はアメリカ大陸まで届くようなミサイルまであるという。このような脅威があって『敵基地攻撃能力』という『先制攻撃』を容認しようという雰囲気をマスコミを通じて浸透させ、今はそんなに異論を強くいうような政治家も文化人もいないように思うし、マスコミ自体も局をあげてどうこうということもない。マスコミも国からの締め付けを安倍政権以降うけているので声高に言うところもないようだ。一時期内閣の中でもNHKに対して「自由すぎる」という趣旨の発言は今まっ出も何度かあった。民放は「安倍政権礼賛」という所が多くて特にフジテレビは「ヒドイ」BSフジの夕方の番組ではゲストの選別や司会の進行は目に余るものがある。日々、「緩やかな右傾化」を第一次安倍政権から地道?に行った結果、先制攻撃に対して賛成の数は少なくない。強く反対しない国民性から政治家に「OKなんだろ?」と勘違いさせてしまう由来はこの辺りからだろう。岸田首相は「攻撃されることを事前に攻撃することは憲法に抵触しない」または「憲法の一部改正によって可能にする」というのだろうか?少なくとも安倍政権ではその方向だった。昨今の選挙では「XXXの問題を国民に問うために解散総選挙をする!」といっても選挙中は論点が様々なところに飛んで「なんの趣旨で解散したんだっけ?」と選挙後半に見失ってしまうきらいがある。論点をぼかして選挙を勝って「国民の信任を得た」ということにしてしまう。論点を継続して訴えて選挙期間を完走するのでは負けると逃げ道がない。
例えば、内閣支持率が「だだ下がり」の現政権はいつ総辞職してもおかしくなく、次に出来る内閣の総理はこの「安倍路線の継承」をするのか?今、「総理候補」として名が上がっている人はどの方も「安倍路線後継者」としか見えない連中である。もちろん「腰抜け野党」に期待は出来ず、また「政権の良心」として機能していた公明党は昨今政権参加が噂されている国民民主党の影に怯えて敵基地攻撃能力を容認してしまった。一度与党の味を覚えると忘れられないらしい…。自民党にとっても公明党と組んでいる「うま味」は吸い取ってしまったようである。
この分だと「日本の先生攻撃権」は自然と容認されそうな雰囲気で、これまた日中戦争から真珠湾攻撃に至った「いつか来た道」になりかねない。
みなさんそれでもいいのかね?わたしゃ嫌だね。