おおよそ、西側世界は「まさか、ウクライナに攻め込まないだろう」という「ま坂」という『坂』を登れなかった。慌てて「経済制裁」、「海外口座の凍結」、「資源の共同開発の停止、撤退」。遅きに失した感は否めません。(~_~;)
日本の報道では「ロシア軍の進軍は思ったほど進んでおらず、プーチンは焦っている」、「プーチンは常軌を逸している」、「国民は支持していない」などなど希望的観測をあげつらっている。でも、現実は現実。戦術の基本を守って兵站が延びないように周辺から攻めている。
第一に「核保有国は紛争/戦争はしないだろう」ということが大きな間違いで、そんなの「クリミア半島の実効支配」の時にすでに「ロシアは本気だ」ということに気づいた専門家は何人いたのか?国際社会はその時に今ほどの制裁をしなきゃダメだったんだろうと思う。「今さら…」というかもしれないが、ナチスドイツのポーランド侵攻(前回の投稿で書きましたが)の時を考えれば、解るはずでアメリカの専門家(政府内の)が大統領に「大将大変でっせ」といっても却下されたのかな?
まさに「歴史は繰り返す」ですが、ヒトラーの様に自滅するのか?その時を待っていてはいけない。
それからそれから、NATOが「アメリカにおんぶにだっこ状態」であること。ドイツが「本格的に再軍備」みたいな話しが出てくるくらいで、しかしながらウクライナにNATO軍は入っているわけではなく、ウクライナ国民は「誰も助けてくれないのか?」と思わないのだろうか?少なくともウクライナはNATO寄りであったのに「そりゃねぜぇ」とおもっているのではないだろうか?ネットを通じて「ロシアにハッキングしてくれ!」と訴えたり、軍隊の投入しないなら市井の人たちにお願いするしかない。なかば、西側を見限っている気がする。西側(もちろん、日本を含めて)は本気になってウクライナに様々な援助をしないと大きな後悔をするだろう。