Hさん宅のブドウは、Ⓐの木(1本)とⒷの木(3本がヒト塊りの木)からなっています。私にとってこれらのブドウは、昨年はじめて秋剪定から関わってきました。種類は、黒紫色したキャンベル。メインは、玄関に面したⒶの木で、Ⓑは予備に植えてあった木が絡み合って成長してなり出したので育ててきたとのことです。
2024年になって、Hさんのブドウを時折剪定してきました。収穫期には来ていませんが、Ⓐの木は房の大きい美味しいブドウがたくさんとれたとのこと。しかし、Ⓑの木は、ブドウを移植後に隣との境に作った塀で日陰になるためか、熟さないうちに凍害に。ブドウの木には未熟な房がまだ3房ほどぶら下がっていました。
キャンベル
さて、今回は、来年に向けた剪定作業です。葉は、すでに落としてあり、枝も少しカットしてありました。できるだけ自力でブドウの世話ができるようにと、説明しながら作業を進めていきました。今年の剪定の目標は、段階的にさらに剪定し枝数を少なくするよう心掛けました。
Ⓐの木の剪定
剪定前~どの枝をカットするか⁉構想中
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剪定中~重なった枝、込み入った枝をカット
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剪定後~まだ多いようですが、大分すっきりしました
Ⓑの木の剪定
剪定前~古い枝が伸び放題。どうするか⁉
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剪定中~将来は元気な木を1本にするといいか!
👇 剪定後~若い枝を育ったら古い枝をカットする方向でー
2年続けて剪定したので、Ⓐ、Ⓑとも大分スッキリしましたが、まだ剪定すべき枝があります。木の骨格ができると、以後の管理も楽になります。しかし、オーナーの期待感があるので、ある程度ならしながら、太い枝や古い枝を整理していかなければなりません。そのためには、芽が出た後の芽かきをし、結実後一枝に何房ならすか数を決め、そこから伸びた枝の葉の数を数えそれ以上になる枝葉はカットすることなどタイムリーに管理をしていく必要があります。