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⒭‐3.沼田町・NHK TV「すずらん」のロケ地;明日萌駅(=旧恵比島駅」へ 🎦 2024.10.1

2024-11-04 09:00:00 | ⒭映画・TV・CMロケ地

 「すずらん」を視聴した方も大勢いるかと思います。1999年(平成11年)に放送されたNHK連続テレビ小説です。留萌・増毛方面に行く折、”すずらんのロケ地は今どのようになっているのか!?”と立ち寄ってみることにしました。
 このロケ地は、旧留萌本線にある恵比島駅。この駅が、本ドラマのロケセットとして誕生した架空の駅名が明日萌驛(あしもいえき)です。

ドラマの概要】大正時代に北海道留萌地方の駅=明日萌驛に捨てられ、駅長に育てられたヒロイン=萌の母親探しと初恋を軸を描いたドラマです。その当時の炭鉱で発展した町と鉄道の栄枯盛衰を萌の一生を通じて描かれています。


右の窓3つある建物が「緩急車
※ 鉄道車両の一種で、列車にブレーキをかけるための装置
が付いた車両。これが無人駅として使われていました。








駅周辺の建物


プラットフォーム側






左の建物が緩急車を改装した無人駅でした。







読めそうで読めないが、これもロケセットの一つ。


駅舎内の様子








駅舎は立入禁止です。


中村旅館








この建物にはトイレがあり、その他は入室禁止です。



 駅前の道路~至;留萌



 駅の真正面の様子


 この恵比島駅が「すずらん」のロケ地に選ばれたのは、➀線路が一直線であること、②昭和初期の街並みがあること、③駅前広場があること、④駅前道路がメインストリートとしての雰囲気があるという理由とのこと。この恵比島駅の木造駅舎は、ロケのために昭和初期の駅舎を再現したものとのことです。


恵比島駅の歴史】本駅は、1910年(明治43年12月);開駅、1965年(和40年9月);駅舎が改築。その後、1986(昭和61年11月)に駅舎が取り壊され緩急車を改造した簡易駅舎が置かれた無人駅となりました。ドラマを撮影中は、その簡易駅舎を古材で覆い、その横にドラマのための昭和初期の駅舎が再現されました。これが「明日萌駅」です。なお、恵比島駅は2023.3.31のJR留萌本線(石狩沼田~留萌間)の廃線に伴い駅としての役目を終えました。


 かつて、ドラマ放送直後は観光客で賑わっていた「明日萌驛」も、ブームも去り閑散としています。また、かってたくさんあった駅前通りの建物も、ほとんどが取り壊され、保存の大変さも納得できます。

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