「すずらん」を視聴した方も大勢いるかと思います。1999年(平成11年)に放送されたNHK連続テレビ小説です。留萌・増毛方面に行く折、”すずらんのロケ地は今どのようになっているのか!?”と立ち寄ってみることにしました。
このロケ地は、旧留萌本線にある恵比島駅。この駅が、本ドラマのロケセットとして誕生した架空の駅名が明日萌驛(あしもいえき)です。
右の窓3つある建物が「緩急車」※
※ 鉄道車両の一種で、列車にブレーキをかけるための装置
が付いた車両。これが無人駅として使われていました。
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駅周辺の建物
プラットフォーム側
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左の建物が緩急車を改装した無人駅でした。
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読めそうで読めないが、これもロケセットの一つ。
駅舎内の様子
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駅舎は立入禁止です。
中村旅館
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この建物にはトイレがあり、その他は入室禁止です。
駅前の道路~至;留萌
駅の真正面の様子
この恵比島駅が「すずらん」のロケ地に選ばれたのは、➀線路が一直線であること、②昭和初期の街並みがあること、③駅前広場があること、④駅前道路がメインストリートとしての雰囲気があるという理由とのこと。この恵比島駅の木造駅舎は、ロケのために昭和初期の駅舎を再現したものとのことです。
【恵比島駅の歴史】本駅は、1910年(明治43年12月);開駅、1965年(和40年9月);駅舎が改築。その後、1986(昭和61年11月)に駅舎が取り壊され、緩急車を改造した簡易駅舎が置かれた無人駅となりました。ドラマを撮影中は、その簡易駅舎を古材で覆い、その横にドラマのための昭和初期の駅舎が再現されました。これが「明日萌駅」です。なお、恵比島駅は2023.3.31のJR留萌本線(石狩沼田~留萌間)の廃線に伴い駅としての役目を終えました。
かつて、ドラマ放送直後は観光客で賑わっていた「明日萌驛」も、ブームも去り閑散としています。また、かってたくさんあった駅前通りの建物も、ほとんどが取り壊され、保存の大変さも納得できます。