私が登録しているYouTubeの中に、「絶景taroの美瑛・富良野絶景ch」というチャンネルがあり、投稿される毎に視聴しています。本動画には、「今週の美瑛・富良野」(week)というセクションがありますが、ここから美瑛の季節の変化や各種情報を得るために活用させてもらっています。
1/14夕刻、YouTubeをチェックしていると、
《番外編》「美瑛町 (悲報)白樺並木伐採!」
~セブンスターの木となり~
があり、あの白樺並木が伐採されたことをいち早く知りました。
1/22午後、1月にしては珍しく暖気が入り、朝から快晴の天気です。所用後、久しぶりに美瑛の丘陵をドライブすることにしました。まず、セブンスターの木と伐採された白樺並木の様子を見に行くことにしました。せて、どんな光景にーと。
左;セブンスターの木。
※ 丘の上の茶色い部分が伐採された白樺たち。
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この場所から白樺並木が見れました。(2025.1.22)
この白樺並木は、「セブンスターの木」(1976年、タバコのセブンスターのパッケージに掲載されたことから名付けられた木)の約30m北西にあり、高さ約15mの白樺38本が130mにわたり町道沿いにありました。この通りからは、セブンスターの木や十勝岳連峰を臨むことができ、撮影スポットとして人気でもありました。
この一帯が駐禁にー。奥は駐車場を新設。
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白樺並木
この白樺は、地元農家が約30年前に植えたもので、その一部は町の道路用地にあるため、周辺農家らでつくる住民団体は昨年12月、美瑛町に伐採の是非の判断を求める文書を提出していたという。町景観審議会も「伐採はやむを得ない」と結論づけました。その理由としては、白樺が大きくなって日陰ができ、作物に影響していたとのことです。背景には、畑への無断立ち入りや、道路いっぱいに広がっての写真撮影などで、農作業用の車両が通行するにも支障が出るほどのオーバーツーリズム(観光公害)による問題があったようです。
セブンスターの木と白樺並木の位置関係(2023.1.17)
美瑛町では9年程前になりますが、畑の中にたっていた大きな「哲学の木」(プラタナスの木で、人が考えているようなポーズの木)が写真撮影などの目的で畑に入るケースが多いとの理由で伐採されました。一方、近年は凍結した「青い池」への侵入や「クリスマスツリーの木」の前の道路が交通渋滞になるなど、美瑛町でもオーバーツーリズムによる問題が多々発生しています。解決策は如何に⁉