大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2024年12月21日の活動報告 

2024-12-23 20:09:25 | 日記
今日は今年最後の活動日です。一年の感謝祭をしました。大賀ハスのふるさとの会顧問の南定雄先生や、都内に転居された元会員も参加されました。

正門からのイチョウ並木は、3日前にはこのように黄色に染まっていたそうです。


集合時間よりも早めに着いたのですが、すでにこのイチョウの葉を箒で両脇に寄せて歩きやすくしている会員がいました。

坂の上のでは、ブロワーで落ち葉を寄せていました。

事務所の前も片付けたり、落ち葉を掃いたりして掃除が始まっていました。

圃場に回ってみました。すっかり枯葉が刈り取られて、静かに冬を迎えています。

C列、知里の曙のマスの辺りは、うっすらと氷が張っていました。





大賀博士夫人の歌子さんにちなんだすみれ花壇にはパンジーが花を咲かせています。


今日の作業です。温室前に並べてある小型バケツの位置を変更することになりました。大型バケツとは少し距離を開けて、木立の中に移します。並べてある順序を崩さないように、注意して移動していきます。



作業を終えてから、集合写真を撮りました。

今日集まったボランティア一同です。『世界の蓮に感謝』の横断幕。そして後ろには大きなパネルが。「検見川のハス品種見本園 ・・・世界の蓮が100種類咲き誇ります」という文字とハスの花3種(アメリカ黄蓮、大賀ハス、白繡蓮)の写真です。今後このパネルは、このハス品種見本園がある千葉市花見川区の区民祭りでの出展ブースに立てたりして利用していきます。

感謝祭では、今年のハスの開花状況の報告がありました。今年はいつもよりも花の数も多かったそうです。今後の課題は、植え替えと肥料の関係。植え替え翌年は花が咲いても、次の年になると咲かなかったり。肥料の種類も量も関係しているらしいとのこと。毎日蕾と開花状況の観察記録をつけてくださったSさんに感謝です。

感謝祭も終わって、帰る道。イチョウの落ち葉がきれいに掃かれています。そして右側修景池の向こうには、きれいに紅葉したモミジが。




ボランティアのみなさま、今年一年様々な活動に参加していただき、ありがとうございました。来年もまたたくさんの素晴らしいハスの花を咲かせましょう。

今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)



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2024年12月7日の活動報告 冬ごもりの準備 続き

2024-12-09 14:15:52 | 日記
2024年12月第一土曜日。気温7度。やっと冬らしい早朝の寒さです。前の週にもご覧にいれましたが、旧東京大学農学部付属緑地植物実験所の正門からすぐのイチョウの木。本当にまっ黄色できれいに染まりました。
正門から入ると、ご覧のとおり。イチョウの落ち葉がびっしりです。
誰かがいたずらしてますね。

今日も冬を迎えられるように、圃場の整備。通路の刈草を集めて処理場に運んだり、刈り取った枯葉や藻を掬い出して処理します。最後に残ったD,E列の倉庫側。一生懸命掻き出します。なんとあの新種の水草もこちらで生息が確認されました。
朝九時の気温7度。東屋にある温度計です。


ハス圃場のA,B,C列。枯葉の刈り取りは終わりました。通路の雑草、草刈りの後始末が必要です。
D,E列はまだ枯れた葉や茎が残っています。

D,E列の温室側。まだ刈り取りが終わっていません。みんなで集中して枯葉を始末します。



なかなか手入れが出来なかったので、枯葉と藻が絡み合ってヘドロ状態になっていました。




あまりにもたくさんの枯葉や藻を捨てなければいけないので、人力では間に合わず、軽トラックが出動しました。荷台にブルーシートを敷いて、枯葉やヘドロで濡れている藻を次々と載せていきます。

奥の処理場に運びます。



一輪車も使います。
通常の活動時間を延長して、やっとのことで、なんとかハスの枯葉とヘドロ化した藻の始末が終わりました。これでハスたちも冬を越せるでしょう。
そうそう、1か所で藻を取り上げていたら、こんなものが見つかりました。


わかりますか?ハスの新芽なんです。種がこぼれて落ちて、芽がでてきてしまったのですね。

ハス品種見本園の中でも紅葉が見られます。
これは説明案内板にツタが絡んできて、それがいい具合に紅葉しています。


説明板の左奥が真っ黄色になっていますが、ここには大きなイチョウの木があって、その落葉でこんなに黄色になっているのです。

そしてこちらはロータリー広場に植えられている皇帝ダリア。これはそれほど背丈は高くないのですが、珍しく八重咲です。


今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)

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2024年11月30日 活動報告 ハス見本園の冬ごもりの準備

2024-12-03 11:26:19 | 日記
今日は気温8℃の晴れた冬空のもと、大賀ハスのふるさとの会の活動としてハスたちの冬籠りの最終準備を行いました。
ボランティアたちは、黄金に輝くイチョウの葉を見上げながら、ハス品種見本園へと向かいます!


林の中にある見本園では静かに霜が降りていました。


前回の活動に引き続き、咲き終わったハスたちの掃除を行いました。


今まで見られなかった種類の藻が大量に発生しているので、できる限り除去しました。鳥たちが運んで来たのでは、というボランティアの意見も。


大賀一郎博士の妻・歌子さんの「すみれ花壇」、寂しくないよう冬にはパンジーを植えることにしました。

すみれの研究を行っていた大賀博士の妻・歌子さんの花壇は、ハス品種見本園をやさしく見守っています。


ハス品種見本園に氷が張る前に、水中の枯葉や藻などを掻き出す作業が終るよう、黙々と作業がつづきます。


夏の間に伸び切った周辺の林の選定も行います。放っておくと、ハス品種見本園に日が差さなくなってしまいます。


山茶花(さざんか)が艶やかに咲いています。


白い山茶花(さざんか)も可憐ですね。


ハス見本園の通路の芝刈りは、ほぼ一年を通して行われる作業のひとつです。数名の男性ボランティアが効率よくすすめています。


倉庫の屋根と壁には美男蔓(びなんかずら)の真っ赤な実が青空をバックにきれいです! 葉や茎から出る粘液は男性の整髪料に用いられたのでその名があるらしいのですが、サネカズラの別名です。


ナンキンハゼの実のふんわりした白は目を引きます。


ナンテンの赤い実を見ると、ヒヨドリを思い出すのは私だけでしょうか? ギャーギャーと鳴くヒヨドリが実を食べて、そのフンと一緒に出た種によってナンテンは拡散するようです。

最後に大賀蓮の現在の様子です。ハス品種見本園のB列の端にある大賀蓮は、千葉県の天然記念物に指定された蓮根そのものが植えられています。ここに眠る蓮根が1954(昭和29)年3月31日、千葉県の天然記念物「検見川の大賀蓮」として指定され、以来「大賀蓮」と呼ばれるようになりました。


これから蓮たちは春までの間、泥の中でゆったりと眠って体力をつけていきます。来年は再び美しく花を咲かせてくれることでしょう。

報告は以上です。
(担当: れい)
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2024年11月16日 ハス見本園の環境整備

2024-11-19 12:27:38 | 日記
今日は気温16°、澄んだ空気のなかでのハス品種見本の整備となりました。坂を上ると、皇帝ダリアが秋空に向かって咲いていました。


前回の活動日は雨により作業ができなかったため、例年より遅めのハスの刈り取りとなりました。


ハスの葉柄を刈り取ったら、水中に溜まった枯れ葉、果托、藻などを掻き出します。ずっしりと重い濡れた枯葉などを掻き出し、一輪車に乗せて運び出すのは結構な力作業です。


大きなマスは奥まで届かないので、縁に乗って作業します。滑り落ちないようとても気を使います!


今年の夏、今まで見本園で見られなかった新たな種類の藻が大発生しています。その藻は紅葉していました。肥料の鶏糞に入っていたのでしょうか。



100種以上の蓮が育つこの見本園では、品種間の交雑を避けるために果托が成熟する前に刈り取っています。それでもショックなことに、刈りそこなった果托から種がこぼれ落ちていました! 


大賀一郎博士の妻・歌子さんは、すみれの研究を行っていました。歌子さんに因んだ花壇は、これからパンジーを植えるために整備します。


東屋のわきでは、ザクロの実がなっていました。


大きなジョロウグモの腹のピンク色がキレイで思わず写真を撮ってしまいました。


今年は紅葉が遅れています。イチョウがやっと色づき始めました。


多くのボランティアが集まり、力作業が中心となった活動日でした。ハス見本園の整備は半分ほどが終わりました。筆者はすでに筋肉痛になっています…。

活動報告は以上です。

(担当: れい)
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2024年10月5日 活動報告 秋のハス品種見本園の整備

2024-10-07 12:53:31 | 日記
今日は気温23℃の曇り空の下での活動となりました。検見川のハス見本園のまわりの整備としては、枯れたハスの葉を刈り取ったり、下草を刈った後の処分、さらに剪定した枝の処理を行いました。

お彼岸を過ぎ、ようやくヒガンバナが満開を迎えています! 今年は長く猛暑がつづきました。

検見川のハス品種見本園では、秋の景色が広がっています。

冬のハスの休眠期に向けて見本園の掃除を行いました。


通路の刈られた下草は、一輪車に乗せて林のリサイクルコーナーに運びます。


水面から10センチ程のこして、ハスの柄を切っていきます。


9月21日の活動日に刈り取ったハスの果托を温室に吊るしました。来年の観蓮会で販売し、ハスの植え替えの資金にあてさせていただきます。


ヤブミョウガが咲いていました。透けた花弁がうつくしいですね。


10月に入ってからも植物はどんどん伸びます。草刈りは定期的に行う必要があります。

近くで一葉(いちよう)という桜の木が花を咲かせているのを発見! 異常気象の影響でしょうか。
この一葉(いちよう)は支柱をしないと倒れてしまう大木です。ここ数日の間に、3輪の花を咲かせてボランティアたちを驚かせました。


ロータリーの草はまず小山に集めました。雨が降ったので草が重く、手に水ぶくれが出来てしまったボランティアも!


そこから効率よく二つの熊手帚を使って、草を挟んで一輪車に。園芸のプロに習った技だとか!


敷地内にはいくつかのリサイクルコーナーがあります。

大きな枝も敷地内で処分します。

足元ではツユクサの青が鮮やかでした。

ミズヒキやイヌタデも可憐な花を咲かせています。

坂道にドングリが落ちていました。実りの秋です。

入口の門のまわりには、無数の銀杏(ぎんなん)が落ちていました。

ジョロウグモがいたるところに大きな巣を張っています。

最後に修景池の様子をご紹介します。

報告は以上です。

(担当: れい)
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