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大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2025年4月19日の活動報告

2025-04-20 17:45:43 | 日記
今日は朝から気温が上がり、午前10時には25度ぐらいになっていました。半袖姿のボランティアもいました。
朝のラジオ体操です。ブルーシートがかけられた展示パネルの後ろ側にあったカイズカイブキが、すっかり取り払われています。パネルの作業が楽になりました。

今日はハス見本園外側の大賀ハス通り沿いの歩道に落ちているツバキの花などを取り除く作業をしました。歩道が狭くなるほどびっしりと、咲き終わった花が落ちていましたが、すっかりきれいになりました。

歩道のそばのツバキの下にはタンポポが咲いていました。


今日のハス品種見本園です。だいぶ浮き葉が出ています。日光を遮る藻がはびこっているので、取り除きます。注意しないとせっかく出てきた浮き葉が痛んでしまうので気を付けて作業します。

ハトが一羽、桝の縁にじっとしています。

今日は藻取りの他にも、小さいバケツに小型品種のレンコンを植え付けたり、大きい容器にレンコンを植え付けたりしました。




さすがに4月も半ば過ぎ、春の花がたくさん咲いていました。前回の活動日にはまだ1輪か2輪しか咲いていなかった、イチヨウ(一葉)です。


こちらはその奥のギョイコウ(御衣黄)。
どちらも元気に、たくさんの花を咲かせています。

東屋の近くには黄色いヤマブキとか白いコデマリなども咲いています。

白いトキワマンサクです。園内には大木があります。


正門近くの崖には、ツツジが満開でした。


今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)



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2025年4月5日の活動報告

2025-04-06 19:50:49 | 日記
今日は穏やかな日和となりました。午前9時で気温は14度です。
そこここで桜も開花が進んでいます。
ハス見本園のシンボル、ロータリー広場のサクラです。
前はもっと枝が横に張っていたのですが、あるとき大風により枝が折れてしまいました。それでも相変わらずのソメイヨシノの大木です。
今日は大賀ハスのふるさとの会顧問の南先生も朝から来場されています。E列の後ろ側に睡蓮と並んで置いてあるプラスチックのマスの、レンコン植え替えの指導をされる予定です。

久しぶりに南先生から、園内の木々についてお話を伺いました。下の写真は、その中で教えていただいたムクロジという木の実です。ムクロジはロータリー広場の脇の木立の中でひときわ高く枝を伸ばしています。その枝先には黄色く見える実がたくさん成っています。下の写真左の赤い矢印のところです。

右のムクロジの実は何となく中が透けて見えます。振るとカラカラという音もします。この実は昔は洗剤の代わりに使われたそうです。また中の黒い実は、飾りの羽をつけて羽根つきに使われた実だそうです。
こういうお話を伺うと、得した気分になりますね。

今日の作業は、マスの中の藻とり。すでに浮き葉が出ている品種もあるので、気を付けて藻を取ります。またいつものようにヤゴは水の中に返すなどの注意がありました。




D列琴台歌手のマスに見える小さい浮き葉です。その向こうでは、E列後ろ側の菊花粉、桃紅宿雨、紅領巾の植え替えを始めています。



水を抜いてからマスをひっくり返して、中にあるレンコンを取り出しています。腐ったものを取り除いて、またマスの中に植え付けます。腰に負担が来ないように、椅子に座って作業します。

実は今日はとても面白いものが見られたのです。トンボの羽化です。下の写真では、トンボがヤゴから孵ったばかりで羽が白く濁った色でじっとしています。数時間立たないと動き出さないそうです。ここでも浮き葉が見られます。

よく見ると、あちこちでこの羽化したトンボを見ることができました。急に暖かい陽気になったからでしょうか。
さらにこちらは羽化して時間が経ったトンボです。

まだ羽の色が透き通っていて、じっと動かないでいます。麦わらトンボらしいです。
後ろの草むらで土筆を見ていたら、目の前をスッと横切るものがありました。辺りを見回したら、枯草の上にトンボが止まっていました。



今日の報告は以上です。
(担当: えむ)



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2025年3月22日 花ハス栽培講習会が開催されました

2025-03-24 13:46:00 | 日記
今日はお天気も良く、暖かい春の日差しになりました。
花ハス栽培講習会に、今年は60名を超えるお申し込みをいただきました。午前と午後に分けて、実施しました。
午前10時開講の前に、受講生の方が続々と来場されます。寒緋桜の濃いピンク色がよく目立つ事務所横に、受付台が設けられました。

受付を済まされた方は、大賀ハスのパネル展示をご覧になっています。

講習会では、まずこのパネルを使って大賀ハスの種の発見の経緯や、花ハスの種類・特徴などの説明が行われます。

本日の講習会が始まりました。講師の南先生をご紹介しています。

そしてパネルの前に移動します。

この後、事務所の中でスライドを使って、鉢でハスを栽培する時の鉢や肥料の説明があります。最後にまた屋外で、実際に小型バケツの中でレンコンを植え付ける方法などの実演があります。

事務所に移りました。参加者が多かったので、狭い事務所の中が窮屈で申し訳ありません。


座学が終わってから再び屋外に戻り、実際にレンコンの植え付けをご覧いただきます。




講座終了後にお持ち帰りいただく、小さめのバケツです。中にはレンコンと用土がすでに入れられています。用土はバケツの半分ぐらいしか入っていませんが、持つとかなり重いです。これと肥料を差し上げています。お持ち帰りになった後、水を足していただきます。少したってから肥料もまいていただきます。


午後の部も同様に講座は進められました。
パネル展示の前での解説。


座学の後の植え付け実習です。皆さん真剣に講師の手元を覗き込んでいます。


熱心に質問もされています。

実習の後、このブルーシートの下にある小型のバケツをお持ち帰りいただきます。配合した用土を入れてあるので、結構重いです。肥料も小袋に入れて一緒に差し上げています。


講習会に参加された皆さま、おつかれさまでした。ご家庭で今年の夏は花ハス開花に挑戦してみてください。

さてここハス見本園はツバキがたくさん植えられています。いまがちょうど満開の時期。たくさんの種類が見られます。一部をご紹介しましょう。



こちらは今日のハス見本園の様子です。東屋の奥に見えるのは河津桜です。


3月17日のレンコン植え替え作業が終わらなかった部分では、桝の中に掘り上げたレンコンを浮かべて置いてあります。植え替え作業は再度実施される予定です。


こちらは東屋の後ろ側の植え込みの中から見た様子です。ボケが満開です。その後ろにはスモモの仲間だそうですが、白い可憐な花が咲き始めています。


今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)
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2025年3月17日 ハス品種見本園の植え替え

2025-03-18 14:00:49 | 日記
気温12℃の気持ちの良い晴れ空のもと、検見川のハス品種見本園では蓮の植え替えを行いました。今日はメジロの歌声が響き渡っていました。


今年は以下の8品種を植え替えます。

妙蓮(A16)
浄台蓮(A11)
白光蓮(B1-11)
普蘭店蓮(D1‐14)
艶陽天
青菱紅蓮
細碗碧蓮
ヴァージニア

今年は100品種のうち、状態の気になる8品種を植え替えます。一般的に蓮は3年に一度は植え替えないと咲かなくなりますが、予算の少ない私たちのボランティア団体ではそうもいきません。大賀蓮など貴重な蓮を優先的に植え替えて夏の観蓮会を盛り上げていきます!

植え替えの作業の第1段階は、水抜きです。隣接するマスをつなぐ穴にコルクを差し込んで水止めしてから、ポンプで吸い出します。


浄台蓮の水を抜くと巨大なオタマジャクシがぬるっと登場。長さ17センチのウシガエルの子供でした!


豊かな里山のハス品種見本園では、数多くのヤゴも出てきます。今年もチョウトンボやオニヤンマが蓮の花の上を飛び交うことでしょう。

植え替えの第2段階は、泥の掻き出しです。一番大きなマスは、3メートル四方、深さ60センチあります。

田んぼの土を混ぜた蓮の泥はとても重く、重機を使わないと作業が進みません。「大賀ハスのふるさとの会」の顧問である南定雄先生の巧みなユンボ(パワーショベル)操作にみとれる瞬間です。

古い泥はハス品種見本園の奥に移動します。3年たてばリサイクルできる状態になります。


第3段階は、蓮根の掘り出しです。やった人にしか分からない腰にくる力仕事です・・・。重い泥のなかは、一歩移動するにも大変です。

蓮根が折れないように細心の注意を払いながら掘り出します。昨年の夏にほとんど咲かなかった妙蓮(みょうれん)の蓮根です!


千枚以上の花弁を誇る妙蓮の蓮根。きれいに洗ってから、植え付けるまで籠に入れて浮かべておきます。

下の写真は白光蓮(びゃっこうれん)の蓮根です。白く元気な蓮根を選別し、古く発芽しない黒や赤い蓮根は泥とともに処分します。

蓮の植え替え作業の第4段階は、新しい土の導入です。そして最終段階が蓮根の植え付けとなります。これらは後日おこないます。

満開の椿がまぶしい一日でした。

敷地に咲く江戸椿の一部をご紹介します。衆芳唐子(しゅうほうからこ)です。


京錦(きょうにしき)です。中輪で一重のラッパ咲き、筒しべ(雄しべが筒状に中心に集まる)。花期は4月ですが、満開を迎えています。


桜にヒヨドリ。ボランティアO氏による素敵なショットです。


この記事の鳥たちなどいくつかの写真は、ボランティアO氏が撮影したものです。

参加したボランティアの皆様、お疲れ様でした! 今日の活動報告は以上です。

(担当: れい)

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2025年3月15日 活度報告: 花ハス栽培講習会の準備と椿の紹介

2025-03-16 13:18:16 | 日記
今日は気温11℃、曇り空の下での活動となりました。一週間後に開催される「花ハス栽培講習会」の準備を中心に行いました。

ロータリーの寒緋桜が満開です!


寒緋桜の花は下を向いて咲くのですが、これは大木なので下から花をのぞき込むことができます!


花ハス栽培講習会には、例年より多くの応募がありました。受講者の皆さんにお持ち帰りいただく蓮根の土は、ビニールを被せておきました。


バケツに土と腐葉土を入れて並べていきます。


講習会で配る蓮根の準備も行いました。


ロータリーには、ビニールシートを被せた大賀蓮に関するパネルがあります。パネルに木が覆いかぶさってきたので、剪定しました。


かなり大がかりな選定作業となりました。品種はカイズカイブキでしょうか、トゲトゲの先祖返りした「杉葉」が痛かったです・・・!


三人がかりで枝を林の奥に運び出します。とても重そうでした。

スッキリしました! パネルの後ろを人が通れるようになって、ビニールシートのかけ外しがラクになります。


ハス品種見本園のまわりは、春爛漫です。敷地には江戸椿が数多く植えられています。一部をご紹介します。

まずは、天の川という品種です。足の踏み場に困るほどの椿の絨毯が広がっています。


太神楽(だいかぐら)です。花の右奥に蝉の抜け殻が!

白雪姫という可憐な白椿です。


古金襴(こきんらん)という大輪の椿です。

中輪の源氏車(げんじぐるま)です。

源氏車の花色は、「紅色に濃い紅色の縦絞り」となっていますが、この一輪は、絞りが見えないほどの濃い紅色ですね。

鈴鹿山(すずかやま)です。

鈴鹿山(すずかやま)の古木から多くの花がこぼれ落ちていました。


紅侘助(べにわびすけ)です。小さくてカワイイ!

椿の他にもボケの花が見ごろを迎えています。

ハス品種見本園を見下ろす、河津桜もキレイです。

活動報告は以上です。

(担当: れい)
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