今日は雨が降って気温5度という真冬のように寒い中、2024年花ハス栽培講習会が開催されました。事前に申し込みされた30名の皆さんが、冷たい雨の中参加されました。
講習会開始前の準備です。数日前から少しずつ準備していましたが、この雨のために急遽屋根のある事務所前で植え付け講習をすることになりました。用意していた、参加者にお持ち帰りいただくバケツ(土・肥料込み)とレンコンは、倉庫前のスギ木立の下に移動しました。ここは樹が大きいせいか、案外雨に濡れない場所なのです。事務所内ではスライドなどの準備です。
いよいよ講習会が始まりました。大賀ハスのふるさとの会会長の挨拶のあと、千葉市のハス守りさん養成講座終了生でもあるボランティアが、大賀博士がハスの種を発掘した経緯を説明しました。そしてふるさとの会の顧問をしていただいている、旧東大緑地植物実験場で勤務されていた南定雄先生にハスの様々なことをご講義いただきました。受講生の皆さんは手元の資料を見たりスライドを見たり、とても熱心に話を聞いていらっしゃいました。
いよいよ寒い表に出て、植え付けの実演です。参加者は南先生を取り囲んで、手元を真剣に見ています。
あまりの密集具合に、後ろの方から「見えないので、少し前を開けてください」という声がかかるほどでした。
皆さん熱心に南先生の説明を聞いていらっしゃいます。
講習が終わって、下のようなバケツをお持ち帰りいただきました。用土と肥料と種レンコンのセットです。種レンコンは小型品種です。お家で植え付けて、数か月育てて、真夏には立派な花を咲かせてくださいね。
今日、参加者の皆さんにはご覧いただけなかったハスの圃場です。
事務所から東屋の方角です。いかにも寒々しい空模様ですね。
ここ旧東京大学農学部付属緑地植物実験所ではツバキがたくさん咲いています。左上:鴇白(ときじろ)、右上:日暮(ひぐらし)、下:浪花潟(なにわがた)
鴇白は真っ白ではなくて、ほのかにピンクがかっています。まさしく鴇のようなのですね。
帰り道、正門の方を見ると右手に赤いツバキ、イチョウ並木の左手、大通側にピンクの乙女椿が満開でした。
今日の活動報告は以上です。
(担当: えむ)