今日は34℃の猛暑日です。令和元年の関東甲信の梅雨明けは、7月29日ごろでした。昨年に比べると30日も遅かったせいか、検見川周辺では大賀蓮がこの8月中旬の現在も咲いています。
このブログのひとつ前の記事のコメントで、花園公園(通称アメヤス公園)の大賀蓮が咲いていると報告がありました。早朝に行ってみると、きれいに咲いていました!
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千葉市花園公園は、JR新検見川駅北口から徒歩3分ほどの住宅街のなかにあります。その公園の一角、フェンスに囲まれた場所に大賀蓮が植えられています。
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「大賀ハスの由来」と題するパネルもきれいに磨かれていました。
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隣には清涼感ただよう竹林があって、埃っぽい公園のなかの素敵な一角となっています。
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ここ数年、花園公園ではこれほど元気に大賀蓮が咲いたことはありません。お世話してくださっている大賀ハスのふるさとの会のT氏に感謝です。
さて。この花園公園から10分ほど歩きますと、千葉市花園公民館があります。こちらの大賀蓮もまだ咲いています!
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大賀蓮の花期は、6月下旬から7月中下旬ごろまでと、いわゆる早咲性の特徴を持っています。
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しかし今日は盛夏の8月12日。花園公民館の大賀蓮は、6月からずっと咲きつづけています。下の写真では、まだ蕾が4つ控えているのが分かります。
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戦後の混乱の収まらない1951年。この近くの東京大学総合運動場では、大賀一郎博士の情熱に打たれた千葉市の大勢の人が泥炭層を掘り起こして、古い蓮の実を探していました。蓮の実は見つからず、いよいよ発掘の最終日。現在の千葉市立花園中学校の女生徒のふるいにかかった一粒の蓮の実が、この大賀蓮です。そのとき、大賀一郎博士は「ああ! 検見川の地よ。汝の名はこの蓮の実の発掘によって永遠に世界に残る」と叫び、感涙したそうです。その後、さらに二粒の実が掘り出されましたが、結局、最初のものだけが育ち、見事に開花しました。
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お近くにお越しの際は、ぜひ「世界最古の花」大賀蓮を間近でご覧になってください。お昼ごろには花が閉じますのでお早めに。
(担当: れい)