4月に入り、「大賀ハスのふるさとの会」では、ハスの見本園からほど近い千葉市立瑞穂小学校の蓮の植え替え作業を行いました。4月6日に、校庭の脇にある丸いマス9個のうち、植え替えの必要なマスから蓮根を掘り出しました。
大きなマスなので重機を使って泥をすくい出します。
蓮根を傷つけないように注意深く探り、掘り出します。
大きく成長している蓮根もありました。ここまでが生徒たちが行う植え替え作業の準備段階です。
そして本日の4月17日、瑞穂小学校の生徒たちとともに、植え替え作業を行いました。まずは南先生が子供たちに大賀ハスの発掘の歴史、ハスの成長過程、そして植え替えの行程を説明します。
最初に顆粒状の固形肥料を振り入れます。奥まで届くように手を伸ばして。
手袋をはめて、手でもむように泥をやわらかくします。ここから生徒たちは泥だらけになって、大喜び。
大賀ハスをはじめ、いくつかの種類の蓮根を植えていきます。種類を間違えないように、蓮根にラベルをつけてあります。
いよいよ泥のなかに蓮根をそうっと水平に沈めていく作業です。肘あたりまで泥につかって、真剣です。蓮根が浮いてこなければ完成です。
セメントのマスの他に、バケツに植えられたハスの植え替えも行いました。ハスの見本園にもない珍しい「香葉」という香りの強い、ピンクのハスもあります。
ほとんどの蓮根に、すでに浮葉の芽が出ていたので、開花がどれも楽しみです。
瑞穂小学校の生徒たちは、「ハスが咲いた」と言うのではなく、「ミセス・スローカムが咲いたよ!」と言えるほど、ハスの名前を覚えているそうです!
報告は以上です。