2021年3月20日、今日はお彼岸の中日で祝日です。朝の気温12度、曇りですが、ずいぶん暖かくなってきたと感じます。
正門から急坂を上っていくと、両脇にはツバキの花がたくさん咲いています。バス通り側にはピンクの乙女椿や紅のヤブツバキ、反対側の崖にも真っ赤や白のツバキ。ロータリーに上がると、右側にはこのような珍しい形と色の花のツバキもあります。
本日の作業は、前回に引き続き、①ハス見本園の外側の雑木林の伐採の仕上げ、②ピットの藻とり、③ロータリーそばから奥の方の、伐採した丸太の片づけなど。見本園の水温も上がって藻が繁茂しているので、それらを取り除きますが、すでに新芽を出しているハスがあるかもしれないので、十分に気を付けてやさしく道具を使うようにとのことです。
いつものようにラジオ体操から始まります。左側にロータリーのソメイヨシノがすでに咲きだしているのが写っていますね。
東屋とハス見本園の間に、みんなで植えた黄色い水仙が満開です。
ピットの藻とり作業中です。
先端に緑のテープを巻いた棒がところどころに立っていますが、植え替え予定の桝の目印です。
奥の林の樹木伐採の仕上げです。前に比べてずいぶん風通しがよくなりました。もっと近づいてみましょう。
この写真右手がすぐA列ピットになります。細い白っぽい肌の木はツバキです。ツバキの並木になっています。
私たち大賀ハスのふるさとの会の活動している場所は、もともと東京大学農学部の園芸実験場でした。1954年9月に開設され、その後1975年に緑地植物実験所と名称が変わりました。そこではハス以外に各種の樹木や草本植物を育てていたそうです。中でもツバキが多数あり、その品種は一説には120種ともいわれていましたが、多くはハスと一緒に現在の西東京キャンパスに移転した際に移植されたと聞いています。
しかし前回の活動報告でも紹介されているように、名札が付いているものも含めて残ったツバキがたくさんあり、毎年今頃になるとたくさんの珍しい花を咲かせてくれます。
雑木林の整備が進むと、ツバキの並木道が姿を現しました。
残念ながらご覧のようにあまりにも背が高くなりすぎて、花を咲かせてはいても下からは見えなくなってしまいました。咲き終わって落ちた花はいくつか見られるのですが。
こんなのもありました。あいにく名札はありませんでしたが、可愛いですね。
正門そばの修景池も浮草や藻がはびこって、水面が見えないほどでした。お二人のボランティア仲間が、このようにきれいにしてくれました。
ここには大賀ハスが植わっていますが、もう新芽が2本出ているそうです。下の写真の中央のベージュ色の尖ったものが、そのうちの1本です。
今日はツバキの報告が多くなりました。もう少し整備して、ツバキの道を楽しめるようにしたいものです。
ハスもいよいよ目を覚ましかけています。これからがたのしみですね。
(担当: えむ)