早朝の小雨がやみ、曇り空の19℃のなかでの活動となりました。ひんやりした空気のなか、ハス品種見本園の奥ではサネカズラの赤い実がなっています。
今日の活動としては、藻をとること、倒木の撤去、下草刈りなどを行いました。
蓮の葉を刈り取るサインは、最後の「止め葉」が出たときです。
止め葉の出ていない蓮が多いために、刈り取りは少し待って、まわりの藻と枯れ葉だけを除去しました。
おかげさまで昨年に比べ、今年の開花数は30%増となりました! でもいっぽうで、下の写真の玄武湖紅蓮のように数枚の葉だけで終わった品種がありました。今日は少ない予算のなか、来年の春にどの品種の土を入れ替えたり、蓮根を新しく植えたりするのかを決めるミーティングを行いました。
このハス見本園では、必要な3年おきの土の入れ替えが十分にできないのが現状です。どのマスを植え替えるかは、開花数のほかに花期、花径、花茎長、葉の数、葉茎長、色つやなどを総合的にみて絞り込んでいきます。その判断基準となるデータを日々を集めつづけるボランティアS氏に感謝です!(下の写真: 2022年8月30日撮影)
敷地の道路では、倒木の撤去作業にとりかかっています。大木なので、事故にならなくて良かったです。
熟練ボランティアのお二人をもってしても、今日だけでは終わりませんでした。
根元から折れて、道を横断して倒れていました。
裁断して撤去することにしましたが、重そうですね。お疲れさまでした。
ここでまわりの秋の風情をすこしご紹介します。まずはカラスウリから。
チャノキの花です。
アメリカデイゴです。数年ぶりに咲きました。
秋になると女郎蜘蛛の巣がいたるところに。お尻がピンク色でした。
早くも山茶花が咲きはじめています。
トリカブトです。
最後に。千弁蓮(せんべんれん)の貴重な枯れた花の姿をご覧ください。まわりの果托とちがって実ができないので、ドライフラワーとしてその姿を残すことができます。
今日の活動報告は以上です。
(担当: れい)