2018年7月21日、気温32℃、快晴のなか、東京都西東京市緑町にある東京大学のハス見本園を訪れました。ここでも毎年、観蓮会が行われています。大賀ハスのふるさとの会の活動拠点である旧東大緑地植物実験所のハス見本園の移転先です!
東大のハス見本園が検見川から田無へ移転して、7年がたちます。入口では、ボランティアの方が笑顔で迎えてくれました。
見本園の手前には、丸い鉢の蓮がズラリと並びます。奥にコンクリートのマスが。
400種以上の蓮が育てられています。写真には写っていませんが、見本園の奥にはネットで仕切られた一般公開されていない鉢が数多く並べられていました。
ひときわ美しかった「月のほほえみ」です! アメリカの黄色い蓮と中国の蓮をかけあわせて作られました。
すべての蓮の名札が一回り大きな筒に入っていて、植え替えの時に簡単に蓮と移動できるようにしてありました。
マスのなかでメダカが気持ちよさそうに泳いでいました。なかには、金魚がいるマスも!
千弁蓮が咲いていました。花弁の多さが分かるように、花びらを外側に折って、重さで花が下を向かないよう支柱が。
香風です。
今日はうだるような暑さでしたが、ハスの葉のシャワーでひと涼み。葉茎を切って下からホースをつないで水を流すと、水は葉の中心から勢いよく出ますが、葉の周辺からもピューと出てきます!
妙蓮です。蓮根からしか増えない不思議な品種です。
緑地美人です。
2018年の花ハス見本園植栽図です。毎年いくつかのハスの種類を入れ替えるそうです。
東京大学の方による20分ほどのガイドツアーに参加しました。やはり大賀蓮をめあてに来る方が多いとか。大賀蓮は「野生種なので、なかなか花の数も多くない」とガイドさんの説明がありました。大賀蓮のつぼみは、ひとつだけありました。
最後に「二千年の眠りからさめた 生命の神秘の香り」がキャッチコピーの「蓮香」という香水を買って帰路につきました。大賀蓮の香りが詰まった魅惑の香りです。
ボランティアの方々にも気持ちよく見物できるよう声をかけていただき、感激の小旅行でした。
東京大学のハス見本園の移転後、残された検見川の見本園でもがんばって蓮たちを守っていきたいと再確認しました。
報告は以上です。
(担当: れい)