ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

父を亡くして②2011.6月 実父編

2011-07-28 18:46:48 | Weblog
ゴールデンウィークは義父の葬儀に明け暮れ、その後、疲れから体調を崩しました。
風邪にぎっくり腰。咳が痛みを悪化させます。

なかなか父に面会にいけなかったのですが、5月のある日ホームから電話がありました。
「来週お父さんの外来受診に付き合ってほしい」

ホームは病院と同じ敷地内にあり、普段は看護師さんが連れて行ってくれます。

最近嚥下機能がめっきり落ちているということなので、お医者さまと今後のことで話をしてほしいとのことでした。


通院の日。
意思から衝撃の事実が告げられました。

咽頭ガンの可能性が大で、治療は不可能。
口を開けたら腫瘍が見える位置になり、かなり大きいとのことでした。

父はのどを見せるのも嫌がって手で払います。

治療ができない以上、細胞採取による診断も必要ないし、鼻からの経管栄養も望まないことを医師に告げました。

車椅子の父は話は時折、私や母をぼんやり見ながら空をつかむように手を伸ばしてきます。
その手を握ると安心したようにまた居眠りを始めます。
看護師さんが「なにか不安なんですかねえ?」と車椅子の手すりをつかませます。

ホームに戻ってスタッフの方たちと、今後は本人の生命力にまかせることを決めました。


翌日は6月のお誕生会でした。父もまもなく79歳になろうとしていmした。












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