ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

父を亡くして①2011.5月義父編

2011-07-28 18:36:09 | Weblog
5月。夫の父がガンで他界しました。

死の2日前、お見舞いに行って義父の紫に変色した脚をアロマオイルでマッサージしました。
一瞬、血色がもとにもどり、夫と義母がとても喜びました。
もちろん気休めだということは皆わかっていたけれど、重苦しい空気の病室の中、せめてもの救いだったんだと思います。

もう家族の声に反応しない義父の、命の終わりがすぐそこに来ていることが伝わってきて、駅への帰り道、ひとりで泣きながら帰りました。

穏やかで温かく、わたしにとっては素敵なもうひとりのお父さんでした。

2日後の早朝。義母から、深夜義父が亡くなったことを知らせる電話がありました。

その日はわたしたちの結婚記念日でした。

夫は海外に出張中で、メールで知らせ、ひとり母のもとに向かいました。
車を運転しながら涙があふれてあふれて、遠い国で父親の死を知った夫の気持ちを思うと、なお涙が止まりませんでした。

結婚記念日は命日になりました。

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