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本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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北海道の牧場

2014年08月03日 | 児童書
昨日図書館で借りたばかりの本、面白くて一気に読んでしまいました。
1950年代の北海道空知郡北村(現在の岩見沢市北村)が舞台です。

 「ハコの牧場」 作:北村恵理 絵:金井田英津子 福音館書店 

     

主人公の小学生の春子(ハコ)の家は牧場。好奇心旺盛でちょっとおっちょこちょいな女の子。
お父さんを早くに亡くしているハコですが、おじいちゃん、おかあさん、姉の幸子、修おじさん、牧場に働きに来ている人達にかこまれ、にぎやかな明るい家庭でのびのびと育っています。

  

動物たちとのふれあいも、楽しかったり大変だったり、牧場の日々が丁寧に描かれています。
色々と失敗をしでかしてしまうハコが、面白くもあり、時には大ピンチでスリリングでもあります。

      

厳しい気候や災害などでひどいめにあっても、助け合いたくましく生きていく北海道の田舎の人達がよかった。
みんなをまとめているガンコで厳しいけど本当は優しいおじいちゃんのキャラクターが秀逸です。

 

1950年代の今よりも不便だけどどことなくのんびりした感じもよかったな~。
家から学校まで1時間もかけて歩いて行くなんてスゴイなあ~なんて思ったり…。
牧場の仕事の大変さや楽しさも伝わってきて、よかったです。

小学校中級以上から大人まで楽しめる物語。おすすめです。

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