本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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美味しい和菓子

2014年12月23日 | 小説
まはら三桃さんの最新作、読みたいな~と思ってたら図書館にあった!
嬉しくって、さっそく借りて一気に読破。

タイトルは 「風味さんじゅうまる」

それにしても、この表紙絵の濃い濃い丸い物は、何?って感じで読み始めてみました。
大正時代から続く老舗和菓子屋さん「一斗餡(いっとあん)」の家族達の物語です。

     

主人公は和菓子屋の娘、風味(ふうみ)、両親と兄と祖母と暮らす中学生です。 
頑固で不器用なタイプだけど絵を描くのは得意な少女。

兄の北斗は要領がよく人あたりのよいイケメンでギャル系の女の子にモテモテ。
そんな北斗は甘いものが苦手で菓子に興味はなさそう。

そして一番強烈な個性を放つのが祖母のカンミ。70代にしてフリフリのメイドのような仕事着を着て店の仕事を手伝う、元気すぎる?マイペースすぎるおばあちゃんだ。

老舗和菓子屋「一斗餡」が町で行われるお菓子のコンテストに新作を出品することになって…、物語は面白く展開していきます。

     

新作のお菓子が出来上がるまでの日々、少しずつ家族がそれぞれに前向きに進んでいくところが、よかったなあ~。

美味しいお菓子って、人の心をときほぐし幸せな気持ちにさせてくれますね。
表紙絵の丸い濃い物の正体、気になる方は、読んでみて楽しんでください。

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コメント
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