本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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2015年05月13日 | 児童書
SFが好きというわけではないのですが、近頃タイムスリップしてしまう物語をよく読みます。
「蓮の花」が印象深い「夏の朝」というタイトルの児童書も、そんな1冊でした。

     

「夏の朝」 本田昌子 作  木村彩子 絵

中学2年生の莉子は、祖父の一周忌の法要に出るため、母の故郷へと向かう。
祖父が暮らしていた家の庭には蓮池があった。

     

法要に来ていたおばさんから蓮についての不思議な話を聞く莉子。
蓮のつぼみが開く時の「ぽん」という音を聞いた人は…。

読んでいくうちに、濃密な蓮の花の香りがしてきそうな物語です。
莉子は、どんどん過去へさかのぼっていきます。

     

「山ぶどうのジャム」や「蓮の実ごはん」などの美味しそうなものも出てきます。
「蓮の実ごはん」って、どんなもんなんでしょう~?

     

画家木村彩子さんの挿し絵、よかったです。

ファンタジックなんだけど現実味もあって、なんとも独特の雰囲気がある物語でした。

京都の法金剛院の蓮を見に行ったことがありますが、きれいですよ。
別世界というか、なんというか…。 おすすめの花の寺です。

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コメント
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