ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

グルーブ、リズムについて

2011-01-04 17:58:07 | Weblog
リズムは、メロディーにだってあるのですが、ここでいうリズムは、リズムパターンです。
各民族固有の音楽に固有のリズムには、名前がついていて、
それは、アンサンブルで語り継がれたものだと思います。
踊らせるのが上手な達人も、初心者も、一緒になって、何時間も演奏し、
体得するのものです。
同様に「グルーブ」という言い方も最近しますが、
これは「踊りたくなる感覚」。時には「踊りたくなる感覚を持ったリズムパターン」と言う事もあるようです。

世界的エンジニア、故デヴィッド=ベイカーの言葉です。
「もし、最高のバンドを手に入れたかったら、ネームバリューや世間の評判、
年齢などに関わらず、君が、これぞと見込んだ若手を使い、
相手も君を尊敬してくれる、そんな仲間とイントロの4小節を、毎日毎日、来る日も来る日も練習するんだ。
そうすれば、バンドが出来上がる。」

これは、世界中で行なわれている踊りを踊らせることが目的の音楽の、常識でもあります。

日本人は、ファンキーな踊る文化がありません。
ここで、そう言った黒人系リズムを聞き取る大切なポイントは、
「1拍目は、もっとも大切。しかし、それをむしろ表現しない。
最後のビートを強調した複数のリズムで、聞こえない1拍目をさもあるように表現する」
という法則です。

多かれ少なかれ、地球上のリズムは、黒人の文化との古いタイプのフュージョンなのです。
こういうことを少し頭の隅に置いておくだけで、
色んな発見ができると思います。
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